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キャリア相談

by飯田賢平 飯田賢平

現在30歳、5回目の転職は可能?~キャリアのお悩み相談室~

プロの転職編集部にお寄せいただいたキャリアに関する悩みや不安に、キャリアコンサルタントがお答えするシリーズ企画。

今回は「30歳で転職が5回目」という方からのご相談です。プロの転職のキャリアコンサルタント飯田賢平がお答えします。  

今回のお悩み

現在30歳、転職経験が4回あります。さらに転職を考えているのですが、可能でしょうか。
広告・デジタル業界で培った経験を活かして、新たにマーケティングの仕事に挑戦しようと考えています。ただ、次が5回目の転職なんです。私は転職できますか?

(Eさん・30歳男性・広告代理店営業職)

この記事の解説者:飯田賢平(エグゼクティブコンサルタント/株式会社ホールハートCOO)

飯田賢平バストアップ写真

【プロフィール】

飯田賢平 取締役COO/エグゼクティブコンサルタント

理系の大学卒業後、電機メーカーから宣伝会議グループに営業職として転職。2008年に代表の小野とホールハート創業。広告・PR・ベンチャーなど幅広く企業の採用に携わる。特にベンチャー・スタートアップとの経営陣とのネットワークを持つ。キャリアに関する「アニキ」のような存在になり、転職後も飲みに行くような関係になること多数。1982年生まれ。

社数の目安は30代で3社、40代で4社。30歳で6社目になる転職は正直難しいでしょう

今の会社が5社目で、次に転職すれば6社目ですね。正直に申しますと、30歳で6社は多すぎます次の転職はかなり厳しいと思います。

広告業界・デジタル業界・PR業界は、他の業界と比べて転職そのものが非常に活発で、転職によってキャリアを積んでいくことが多い業界です。

ただそれでも、社数の目安は「30代で3社」「40代4社」というように、年齢の1の位をとった数字。多くの企業が、それ以内であれば問題ないと考える場合が多いでしょう。  

その観点から言うと、次回の転職で6社目になるAさんは「なぜこんなに多いの?」と疑問を抱かれるレベルです。

そして「入社してもすぐに辞めるのではないか」「扱いにくいタイプなのではないか」という目で見られる可能性もあります。

「新しいことに挑戦したい」というAさんの気持ちも理解できますが、採用する企業側はもちろん、私たちキャリアエージェントでさえも「“新しいことにチャレンジする”というのは表向きの理由で、その裏に真の理由があるのではないか」と先入観が働いてしまいます。  

“この分野だけは誰にも負けない自信がある”と言える「コアスキル」はありますか?

もう1点、私が気になったことがあります。それは「コアスキル」についてです。先ほどお話ししたように、コミュニケーション業界は比較的、転職そのものに寛容な業界です。

とは言っても、希望に沿った転職が可能な人は「この領域・分野のこのスキルだけは絶対に自信がある」という、いわゆるコアスキルを持ち合わせている人であることが大前提です。  

もしくは、コアスキルとまではいかなくても「伸ばしていきたいところ」「周りから評価されているところ」があるだけでも印象は変わります。

ただそれさえ見えにくいキャリアの重ね方をされている場合、転職回数だけを無駄に重ねてしまっているように見えてしまいます。  

厳しい言い方ですが、Aさんの場合、それだけ転職を重ねていると「コアスキル」をお持ちかどうかも定かではありません。

さらにAさんにとって新しい分野であるマーケティングに挑戦するとなると、活かせる「コアスキル」が不明瞭。

ですから、転職をするのではなく、今の会社でその仕事ができるチャンスを探すのが一番の近道でしょう。まずは今の環境で他社でも通用する実績を作ること。

そして「コアスキル」を身につけること。転職を考えるのは、それからですね。  

転職回数が多くても転職できる!? その鍵は「コアスキル」を意識できているかどうか

転職回数というものは、増えてしまったらどうしようもできません。

それでも、過去に5000人近い相談者と面談をしてきた私の経験から言うと、稀ですが「10回目の転職にもかかわらず年収1000万円超で転職を成功させた」というケースもあります。

ではなぜ転職が可能だったのか。

皆さん気になるところだと思いますが、ポイントはまさに、先ほどお話した「コアスキル」なのです。  

転職回数が多くても転職できる人は、「コアスキル」が明確で、その強みが伝わるキャリアの重ね方をしています。当然何かしらの説得力のある実績も伴っています。

また、そういう人は、人格にも魅力があります。いかなることに対しても責任感が強く、他責の念もないので、企業側としては、転職回数に目を瞑ってでも「この人と働きたい」と思うのです。

もう一つ、たとえば「2社目まではやりたいことを模索していたが、3社目で今の仕事を知り、そこからキャリアを作り直している」というように、自分自身のキャリアを、まっとうなストーリーで説明することができれば、転職回数を大目に見てもらえることもあります。  

いずれにせよ、やはりここでも大事なことは「自分自身のコアスキルを早いうちから意識しておくこと」なのです。  

無駄に転職を重ねてしまう前に、一度自身の「コアスキル」について、じっくりと考えてみましょう。自分でよくわからない場合は、転職エージェントを活用するのもいいと思います。

今持っているスキルを踏まえて、どういう方向で転職をすべきなのか、または転職ではなく現職でやるべきことはないのかなど、あらゆる角度からのアドバイスを受けることができます。

今のままで転職回数ばかりを重ねたら当然不利になるばかり。ぜひ一度立ち止まって考えてみてくださいね。  

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飯田賢平

飯田賢平

この記事を監修した人 飯田賢平 取締役COO/Exective consultant

理系の大学卒業後、電機メーカーから宣伝会議グループに営業職として転職。2008年に代表の小野とホールハート創業。広告・PR・ベンチャーなど幅広く企業の採用に携わる。特にベンチャー・スタートアップとの経営陣とのネットワークを持つ。キャリアに関する「アニキ」のような存在になり、転職後も飲みに行くような関係になること多数。1982年生まれ。

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