byプロテンMZ編集部
《2022年1月最新版》インターネット広告業界売上高ランキングと広告の種類、展望にみる平均年収
ますます勢いを増してきているインターネット広告業界。もちろん電通や博報堂など既存の広告代理店と比べればまだまだ規模が小さいとはいえ、ネット広告業界の発展によってその規模は拡大を続けています。
この記事では、インターネット広告業界の売上高ランキングを発表します。あわせてインターネット広告の種類と、これからの展望に見る年収とその実態について迫ります。
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目次
インターネット広告業売上高ランキング(2022年1月更新)
早速、注目のインターネット広告業の売上高ランキングを見てみましょう。
現在1社だけとはいえ、広告業界大手の電通や博報堂の売上高に迫る成長を遂げる企業が存在するインターネット広告業界は、今後どのような成長を見せるのか興味が湧くところではないでしょうか。
インターネット広告業界1位のサイバーエージェントは、2010年以降毎年200億円以上の成長を続けており、2021年9月期は、前年期4578億円より2000億円以上の売上が増加し広告業界全体で見ても堂々3位に位置します。
ちなみに、2位のD.A.コンソーシアムホールディングスは、博報堂のインターネット広告系子会社で、AbemaTVに電通・博報堂DYメディアパートナーズが揃って出資を発表したことも、2018年当時の大きな話題になりました。
また、インターネット広告業界の大手である株式会社オプトホールディングは、2020年に社名を株式会社デジタルホールディングスと改称し、更なる成長を果たしています。業界の統合・再編の動きは、まだまだ今後も続くであろうという予感さえします。
おそらく、このランキングの顔ぶれも来年に大きな変化も十分あり得ることでしょう。
インターネット広告業が関わる広告の種類
インターネット広告業界とは、インターネットを活用したWebサイトやSNS、メールなどを媒体として展開する広告を取り扱う業界です。
現在、インターネット上にはさまざまな広告の露出方法があり、インターネット上でのSEOやWEBマーケティングを考えるうえで、インターネット上での広告展開は無視することのできないものとなっています。
インターネットは、今や現代社会において欠かせないものとなっており、私たちの生活を豊かにしてくれる技術であることから、インターネット上のサイト、SNSではインターネット広告を多く目にしますし、その市場規模は今後かなりの勢いで拡大していくことでしょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーがキーワード検索した結果に連動して
検索ページの最上部に表示される広告のことです。
特定のキーワードに対して、広告を表示させることができることから、Webマーケティングにおいて重要な役割を担う広告でもあり、もっともよく目にするインターネット広告の中心的存在です。
購入意欲の高いユーザーに的を絞り、アプローチすることのできる手法であることから、リスティング広告の使い方次第で、商品の売上をアップさせることが可能であると言われています。
<リスティング広告例 GoogleAdWords>
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、いわゆるバナー広告のことです。文字が主体のリスティング広告と違い、サイト内に画像や動画を表示できるため、ユーザーの目にも止まりやすく商品やサービスの魅力をより具体的に伝える手法として効果的です。
この広告は大手企業が使うことが多く、ネット広告業の主なターゲットはこちらが多い傾向にあり、潜在ユーザーに広くアプローチができる点が、リスティング広告との際立った違いです。
<Yahooディスプレイ広告例>
SNS広告
SNS広告とは、いわゆるSNSであるTwitter、Facebook、Instagram、LINE、TikTokなどに表示させる広告です。
SNSは、アカウント登録時に、年齢や性別、勤務先、学歴や趣味などの個人情報の登録が求められることから、かなり精度の高いタ-ゲティングに広告を配信できるメリットを持っています。
<SNS広告例 facebook>
動画型広告
近年、益々効果を発揮している動画広告は、現在、インターネット広告の中でも大きく躍進している形態です。
導入されている理由は、動画広告の特性として視覚と聴覚から多くの情報を伝えられることで印象に残り、拡散効果とクリック率の増加を狙えるという特徴があるからです。動画型広告には種類もいくつかありますが、代表的なものはYouTubeなどの動画投稿サイトで、動画を再生する際の前後、もしくは途中に表示される動画のことです。
広告のつくりや内容も、ほとんどテレビコマーシャルと変わらないクオリティの動画もあり、大手の広告代理店も参入していることから動画広告は、インターネット広告業界でも大きなビジネスに成長しています。
●動画広告についてさらに詳しく知りたい方はこちら↓
<動画型広告例 タマホーム>
インターネット広告業界の広がりと重要性
このようにインターネット広告業は、今や一大ビジネスと化しています。1日まったくインターネットに触れずに過ごすという人は、もはや少数派となった今を見ますと、インターネットは、新聞・雑誌・テレビと肩を並べる広告媒体となったと言えるでしょう。
すなわち、インターネット広告業の今後の需要は、電通や博報堂が大きな割合を占めてきたテレビ媒体の広告業にとって代わる存在にさえなりつつあると考えられます。
このことは、大きな可能性を秘めたビジネス空間が、ベンチャーに対しても開かれているということになりますので、投資先や働く先としてインターネット広告業界は、そのポテンシャルが非常に高いと言えるのです。
また、マーケティングを語る上でも、インターネット・デジタルは外せない要素になってきています。そこに携わるデジタル人材のニーズは代理店側だけでなく、事業会社側においても同じです。そういった業界に携わっておくことで、マーケティングのより上流へ、更にはあの有名な外資コーヒーチェーン企業や最大手南仏スキンケアブランドのマーケティング・ブランディング戦略に携わることも可能です。
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インターネット広告業の平均年収について
では先ほど出したインターネット広告業界の売上高ランキングをもとに、それぞれの企業の平均年収はどうなっているのか見てみましょう。
出典:平均年収.jp&年収ガイド
このように、インターネット広告業界の年収は決して安くありません。
それどころかベンチャー企業が多いということから考えると、かなり高めであることがうかがえます。 これにはどういった理由があるのか、次からはそのことに触れていきましょう。
インターネット広告業界の報酬の高さはその性質にある
ここからは、インターネット広告業界の給与水準の高さについて迫ります。その特徴は「需要の高さ」と「先進性」です。
潜在需要がとても高い既存の業種に関しては、日本はほぼ飽和状態で大きな需要は存在しません。
理由としては、日本が経済的に安定した社会として、既に50年以上が過ぎているからであり、良く言えば盤石で悪く言えば停滞した企業風土というものが、どこの業態にも存在しているからです。
しかし、インターネット系、つまりIT業界はそうではなく、IT業界が拡大し始めてからまだ20年ほどしか経っておらず、そこはいまだに多くのフロンティアが存在しています。
その中でも、インターネット広告業界というのは、テレビからインターネットに基本媒体がシフトし始めてからの業態になりますので、はっきり申しあげてその歴史は十数年にも満たないのです。
しかも、インターネットの多様性は、テレビの多チャンネル化など足元にも及ばないほどの存在感を持っています。
つまり、広告業として広告出稿するメディアやスペースが無限に近いほど多く、そこにある潜在需要の高さは、インターネットの将来性を考えても想像以上に広く深いのです。
そうなれば、当然求人は多くなり、そこに対する労働力の需要も増えます。
労働力として需要が増えれば、相対的に、景気動向にあまり影響を受けない形で給与報酬が高くなるのは、もはや明白な事実と受け止めることが出来ます。
先進的な企業風土
ほとんどのべンチャーがそうであるように、インターネット広告会社の企業風土は先進的です。
ベンチャーというのは、そもそも若い世代によって立ち上がるものも多くありますし、基本的に社員は横一列の「よーいどん」ですので、特に給与報酬においては年功序列というスタイルからは一番遠い存在です。
なかでも、IT系というのはむしろ若年層の方が、大きなスキルを持っていることが多いのも事実であり、さらに、インターネット広告業界という点でいえば、インターネット広告というものに大きな関心と日常的な親しみを持っているのは、もはや圧倒的に若年層です。
企業風土に年功序列という観念が存在しない状態であれば、当然社員のモチベーションは高くなり相対的に給与報酬は増大していきます。
しかも、年齢を重ねても給与報酬の上がらない中堅社員が、転職しやすいというのもその理由の一つ。
ただその会社に長く勤めているというだけで給料がもらえて、それが年とともに増えていく旧態依然な会社とは違い、給与の安い人材は、あきらめて他の業態へ転職するという動きがあればこそ、平均年収は上がっているといえるのです。
働く場としてのインターネット広告業界
このように、インターネット広告業界は、働く場としてかなり注目の業態といえます。特に、年功序列という概念がないベンチャーで、潜在需要が高いということになれば、副業やパラレルワークの一環、もしくは転職先としてはかなり大きな可能性を秘めているといえるでしょう。
つまり、新入社員でもスキルに需要さえあれば高収入が望めるということになります。もちろん、需要がなければ何年勤めても給料が上がらないという側面はありますが、副業やパラレルワーク、もしくは転職において「給料アップに時間がかからない」というのは最もありがたいメリットです。
そういう意味では、働く場としての注目度はかなり高い業態といえるでしょう。
インターネット広告業界の今後
正直に言って、流動的でよくわからないというのが本音です。間違いなく伸びていく業態ですし、とりあえず今のところはその限界というものも見えてきませんし、テレビなどの媒体の需要が移ってくると考えればかなりうま味のある業界です。
しかし、ベンチャーがそこで活路を見いだせるのかということについては半々です。
というのも、広告業界には電通や博報堂という巨大企業が存在し、そして電通にも博報堂にも、インターネット広告業を行う子会社が存在します。本腰を入れてくれば、資本力も仕事を獲得する政治力も違います。
そうなれば、瞬く間に大手広告代理店の傘下に、インターネット広告業界が飲み込まれてしまう事態は容易に想像できますし、そうなればかなり膠着した環境の業態となる恐れもあります。
しかし、当然そうならない可能性も秘めています。少なくとも、今の日本に「どうなるかわからない」という可能性を秘めている業種はほとんど存在しませんので、その事実は歓迎すべきものではないでしょうか。
つまり、インターネット広告業界は新しく働き始める場所として、魅力のある業界であることは間違いないのです。
まとめ:インターネット広告業はますます伸びている!
ランキングをきっかけにここまで見てきたように、インターネット広告業はますます活性化していて、これからも有望な業界です。
もっと詳しい業界内部の事情を知りたい方や転職を検討したい方は、プロの転職のキャリアコンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。広告会社は特に変化の激しい環境ですが、常に最新情報をアップデートしてお待ちしております。
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