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転職ノウハウ

by小野進一 小野進一

メタバースの将来、転職で求められるキャリアとスキル

メタバース

新型コロナウイルスの感染拡大により、企業のリモートワーク導入や、オンラインコミュニケーションのサービスが増えています。

自宅で、オンライン飲み会、オンラインゲームなどで多くの人が楽しんでいます。

このような状況で、現在注目を集めている「メタバース」は、これまでゲーム中心に利用されていましたが、「メタバース」に関連した技術の発達やインフラ整備が整い、今やビジネスシーンでの活用も広がりつつあります。

ゲーム、アート、音楽などのエンターテイメント分野での活用、仮想通貨による投資など、メタバース活用の新事業も展開されつつあります。

新しいビジネスチャンスの可能性が高いメタバースの動向は、今後も注目されメタバース開発に求められる人材採用が増えていくことと思われます。

【この記事の想定読者】

 

ITエンジニアとして働いているが、新しいIT技術の世界を目指している方

自身のシステム開発力で給与を上げたい方

ITエンジニアで、幅広く働いてみたい方

未知の可能性にチャレンジしてみたいITエンジニアの方

「メタバース」とは何か? 

「メタバース」とは何か? 

メタバースとは、インターネット上に構成される仮想空間を利用し、ユーザー同士でコミュニケーションを行うとか、アバターと呼ばれるキャラクターを通じて仮想空間で現実さながらに体験をすることができる世界です。

メタバースの世界

メタバースは、現実世界のような状態で活動できることが特長で、名称の由来は「超越」を意味する「Meta」と「世界」を意味する「Universe」の造語です。

また、アメリカのSF作家ニール・スティーブンソンが1992年に発表したSF小説「スノウ・クラッシュ」には、「メタバース」の世界が登場しています。

メタバースとVRの違い

メタバースとVRの違い

メタバースは、仮想空間を扱う技術ということでVR(Virtual Reality:仮想現実)とイコールと思われがちですが、メタバースは、専用ゴーグルをかけて仮想世界に没入するVRだけでなく、インターネット上に存在する「仮想空間」を利用することです。

例えば、仮想空間上で、現実感ある生活を体験できる「メタバース」は、任天堂が開発したゲーム「あつまれ どうぶつの森」やマイクロソフトの子会社が開発した「マインクラフト」といったゲームの分野だけではなく、VR・AR技術を活用したショッピングサービスにコンサート配信、ブロックチェーン技術と組み合わせたビジネス分野へと広がりを見せています。

メタバースの活用分野

現在、メタバースはゲームとビジネス、さらに教育事業などの分野で、活かされつつあります。

①ゲーム分野

アメリカのゲーム会社Epic Gamesが開発した「フォートナイト」や任天堂の「あつまれ どうぶつの森」、「マインクラフト」などのゲームの他にも、NFTゲームと呼ばれる「PlayMining」は、ゲーム内で獲得した仮想通貨DEAPcoinが手に入るため、遊ぶだけで収入が得られるゲームです。

②ビジネス分野

フェイスブックは、社名を「Meta」に変更し、2021年8月には、「Horizon Workrooms」というメタバースを活用したバーチャル会議システムをリリースしました。

Horizon Workroomsは、「Zoom」などのWeb会議システムと違い、オリジナルアバターが身振り手振りで会議内容の説明をしたり、ボードに文字を書いたりするようなリアルな仮想空間でコミュニケーションを行うことができます。

国内でも、株式会社OPSIONが開発したメタバースオフィス「RISA」が、居場所を仮想空間で共有して場所が離れていても、オフィスコミュニケーションが実現するバーチャルオフィスサービスの提供を始めています。

その他にも、ビジネス利用として、アバターで仮想空間内のイベント会場に入場できるバーチャルイベント、オンラインの仮想空間内に作られたバーチャルショップで、アバターの店員と会話をしながら買い物することができるなど、居ながらにして実店舗で買い物をしているようなショッピングを楽しむことも可能となっています。

③教育事業

教育事業

メタバースを教育分野に活用するメリットは、いくつもあります。

・ゲーム感覚で学べることで学習が楽しくなる

・現実世界では取り扱えないようなモノを用いての学習ができる

・事情により実際の学習に参加ができない人でも、参加できる

アメリカのスタンフォード大学では、Meta社が開発した「Virtual People」というメタバース・カリキュラムを導入しており、宇宙空間を漂うとか海中でサンゴ礁の観察といった、実際の授業では難しいカリキュラムを体験しています。

国内では、IT企業のドワンゴが創立した通信制高校「角川ドワンゴ学園」がVRを活用し、3D教材や歴史的遺跡に触れるなどのバーチャルな体験を中心とした授業を展開しています。   

「メタバース」の将来性と課題

「メタバース」の将来性と課題

「メタバース」の将来性

メタバースの将来市場に関して、さまざまな企業や機関が予測を公開しています。

中でもアメリカの金融テクノロジー企業「ブルームバーグ」は、2021年12月に2024年には8,000億ドル規模にまで拡大するという予想を公開しました。

また、最近ではイギリスのCitiグループが、2030年の潜在市場を8~13兆ドルという期待を込めた予測も公表しています。

このように、メタバース市場は将来的に期待されており、多数の企業がメタバース市場にビジネスチャンスを広げようとしていくことでしょう。

それを裏打ちしているのが、ブロックチェーン応用技術である暗号資産(仮想通貨)やNFT(non-fungible token; 非代替性トークン)などです。これらを活用することで、さまざまなモノづくりの生産活動、研究開発などのビジネスシーン以外にも、社会活動や社会貢献の分野などへも展開できる可能性を秘めています。

「メタバース」の課題

さまざまな分野への可能性があるメタバースの世界にも、その発展とともにいくつかの課題もあります。

①普及や利用にコストがかかる

メタバースの世界を体験するために、十分なネット環境と仮想空間でのリアルな体験にはVRゴーグルやコントローラー、そして高スペックなPCが必要となります。

②依存してしまう可能性

ゲームやインターネット、SNSなどに依存するのと同じように、仮想空間の非現実的な世界に、利用者が依存してしまう可能性が高いという懸念もあります。

③セキュリティの脆弱性

暗号資産のウォレットが、ハッキングの被害を受けたり、アカウントの乗っ取りや不正利用などが起きたり、セキュリティを改善する問題点があります。

④メタバース内での法律やルールが未整備

2022年現在の民法では、物理的に存在するものに所有権は認められていますが、メタバース上での「モノ(データ)」の所有権は、法的に認められていません。

そのため、NFTのデジタル資産が盗難や破壊などの被害を受けても、法律で裁くことができない現状があります。

⑤開発企業間の定義が定まっていない

メタバースは、まだ発展途上の技術であることから、それぞれの企業によって定義が異なっており、プラットフォーム間の互換性問題などが起きる可能性があります。

世界を大きく変えるかもしれない可能性に満ちたメタバースが、今後発展するためには、こうした課題を解決もしくは改善していくことが必要です。

【①③④⑤】に関しては、開発企業やメタバースに携わる機関や開発者、そして政府が協力して解決をすることができる課題です。

②の依存に関しては、個人の自己管理と周囲のフォロー、サポートで改善策を見出すように進めていくことで、そのような状況にならないようにすることが可能でしょう。

「メタバースに関連する職種」

「メタバースに関連する職種」

メタバースに関連する仕事は、直接的なITに関連する職種はもちろんのこと、中には一見すると他分野の職種でも、今後、メタバースを活用したビジネスの広がり方次第で、メタバースに関わる職種として多様化する傾向が見られることでしょう。

「メタバース」に関連する職種

①プラットフォームの構築・運営

メタバースを運営するうえで、プラットフォームを構築しなければなりません。

実際、メタバースプラットフォームを企業や公共機関が運営を始めていますので、プラットフォームの製作・運営に携わる職種の求人は、これから増えると考えられます。

構築には製作スタッフ、プラットフォームが完成すれば、アップデートや保守運営のスタッフとしての募集が考えられます。

②デジタルアイテムの製作

バーチャルマーケット上のデジタルアイテムの製作の仕事もメタバースに関わる職種です。

ナイキでは、NFTの技術を利用し、唯一無二の価値を持つバーチャルスニーカー「NFTスニーカー」を販売しています。

スニーカーに限らず、今後はゲームやメタバースなどオンライン上で着用するさまざまなファッションアイテムの登場も予測されます。

③3Dキャラクター製作

3Dキャラクター製作

メタバースでは、ユーザーがアバターとして3Dキャラクターを使用しますので、メタバースの世界を楽しむため、3Dキャラクターは必要不可欠な存在です。

メタバースのプラットフォームで楽しむユーザー用に、プラットフォーム側で3Dのアバターを製作していることから、3Dキャラクターの製作に関わる職種も増えていくでしょう。

④VR空間のイベントプランナー

企業のイベントなども、最近ではメタバース上のVRイベントというかたちでのイベントを開催し始めています。

日産自動車では、メタバース上で新車のお披露目イベントを開催し、好評を得ていることからVR空間でのイベントを取り仕切るVRの特性を理解しているイベントプランナーなどは、今後、注目度の高い職種となるでしょう。

⑤アバターを使った通話応対

アバターを使った通話対応とは、画面越しに顧客に対応するスタッフがアバターキャラクターとして表示され、接客、販売、商品の説明などを行うことです。

チャットボットとは異なり、アバターを介してお客様と実際にリアルな会話を行うことが可能で、スタッフの表情や口の動きと連動してアバターも動くことから、通常のテレアポやコールセンターの求人とは、一味違う注目の職種となっています。

「メタバース」の開発に求められる人材と転職のためのポイント

「メタバース」の開発に求められる人材と転職のためのポイント

「メタバース開発」で求められる人材

①UI・UXエンジニア

メタバースでは、利用者に仮想空間の感動と満足感を提供することが求められます。そのため、操作性が良く利用者の好みを満たすために、素晴らしい顧客体験を提供する仕組みづくりのため、UI・UXエンジニアが大きな役割を担います。

②ゲーム開発エンジニア

メタバースは、仮想空間を楽しんでもらうために、ハイレベルのグラフィックやCGアニメーションが必要という観点からゲームの開発と共通点があります。

Unityを用いた開発経験などのあるゲーム開発エンジニアも活躍できる世界です。

③サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア

メタバースでは、解像度の高い動画の動作に遅延なく設定しなければなりません。

大量の接続で負荷がかかっても、スムーズに動作するような設定の工夫を行えるサーバーエンジニアやネットワークエンジニアが活躍する世界です。

「メタバース」の開発に求められる人材の能力やスキル

「メタバース」の開発に求められる人材の能力やスキル

メタバース関連の仕事に転職したいと思っても、対応するスキルを持ち合わせていないと転職はなかなか難しいでしょう。

ここでは、転職するのに必要な代表的なスキルを紹介していきます。

①プログラミングスキル

メタバースプラットフォームの製作・運営には、プログラミングスキルは必須です。プラットフォームのシステム製作では、プログラムを打ちながらバグを消していき、アップデートしていく作業が必要なため、プログラミングは身につけておきましょう。

②ITに関する知識・理解

メタバース関連の仕事にIT関係の知識と理解は必須となりますので、インターネット、Web、情報処理に関する知識は、転職前にマスターしておくことをおすすめします。

③3DCGスキル

メタバースの世界では、ゲーム業界や映像業界と同じく、デザインとデッサンに関しての知識と3DCG関連のスキルは必須です。

メタバースの3DCGに用いられるソフト「Unity」を使いこなす技術と経験が必要となります。

④コミュニケーションスキル・交渉力

ITの現場では、コミュニケーションスキルと交渉力が重要です。

その理由は、チームメンバーとコミュニケーションしながら製作を進めたり、顧客・外部委託業者などの関係各所と調整をしたりしながら進めていくからです。

⑤企画力

メタバース関係の仕事の中でも、アイテム製作・イベント企画・プラットフォーム運営などの仕事に転職するなら企画力も必要とされます。

アイテム製作の場合、企画の仕事と実際の製作の仕事は別になる場合もありますが、基本的に企画力を備えていると、採用への評価ポイントにつながります。

転職までに、準備しておきたいポイント

①言語やゲームエンジン、フレームワークの知識を深める

メタバース開発に必要な重要プログラミング言語として、C#、C++、JavaScriptが基本にあり、あわせて言語に関連するフレームワークをマスターしておきましょう。

②グラフィックとアニメーション、UI/UXに関わるスキルを培う

メタバースには、利用者が使いやすく満足度を高めてもらうために、UI/UXデザイン能力が重要ですのでスキルを磨いておきましょう。

③XR技術への理解を深める

メタバースには、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、現実世界と仮想世界を融合させる技術MR(複合現実)といった技術を活用しますが、それら技術の総称を「XR(クロスリアリティ)」と呼び、メタバースの世界を彩るために各技術への理解を深めておきましょう。

まとめ

まとめ

メタバースは、かつてSF世界の話でしたが、今やゲーム、アート、音楽といったエンターテイメント分野での活用も目立ち、今後はビジネスにおいてさらに実用化が進んでいくことでしょう。

これまでメタバース開発に関わっていない企業でも、新たなメタバース事業やサービスを提供する可能性は大いにありますので、転職先としてメタバースの技術開発を望むなら、企業のメタバース事業の展開や技術力のフェーズが、どのレベルにあるかなどを調べておくと良いでしょう。

弊社では、的確なアドバイスでメタバースに関わる企業への転職サポートをいたしますので、下記リンクよりプロの転職キャリアコンサルタントへご相談ください。

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小野進一

小野進一

この記事を監修した人 小野進一 株式会社ホールハート代表取締役CEO

大学卒業後、大手クレジット会社、日本最大手の企業信用調査会社を経て宣伝会議へ転職。同グループ内で人材紹介会社の創業社長、宣伝会議取締役を経て、2008年ホールハート創業。広告業界に強力な人脈を持ち、2万人以上の求職者支援の実績。これまでのキャリアを活かした他業界への転職支援実績も豊富。人材業界20年の大ベテランで、裏表のない人懐っこい性格からファンも多い。圧倒的な経験と情報量を裏打ちとした、「人」と「人」を繋げるマッチングが持ち味。一般社団法人マーケターキャリア理事を務めている。 受賞 第7回 日本ヘッドハンター大賞(2014年度) 広告 部門 MVP 第8回 日本ヘッドハンター大賞(2015年度) 広告 部門 MVP DODA Valuable Partner 2018 BEST CONSULTANT賞

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