byプロテンMZ編集部
RPAエンジニアへ転職するには?年収やRPAエンジニアの将来性について解説
人口減少と少子高齢化が叫ばれ続ける日本において、企業の業務効率化は必須の施策となっています。その流れは企業のみならず日本の行政にさえ顕著であり、例えば2020年に就任した菅内閣は「行政デジタル化」を掲げてDXを推進しています。
そんな情勢の中、ここ数年で注目を浴びている技術がRPAです。普段の何気ない単純作業を全て自動化し、業務効率化に貢献できるRPAエンジニアの需要は今後伸び続けるとまで言われています。(出典:MIC Research Institut)
そこで本記事ではRPAを利用して事業貢献するRPAエンジニアについて、その将来性や年収の観点から分析し、どのようなスキルがあればRPAエンジニアに転職できるのか解説していきます。
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目次
RPAエンジニアとは?
RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)の略で、定型的な業務を自動化する技術のことを指しています。
RPAエンジニアはより付加価値の高い仕事に社員が注力できるよう、事務的な仕事を自動化することで業務効果を高める役割を担っています。
企業の働き方改革が進む中、業務効率化の文脈で注目を浴びている職種であり、機械学習や人工知能などの技術と並列に語られることが多いです。
RPAエンジニアの業務内容
RPAエンジニアは慣例化している事務作業などを自動化するサービスを構築するだけでなく、その運用や保守までを手掛けます。
- 企業業務の分析、RPA適用領域の策定
- RPAロボットの構築、開発
- その運用や保守
RPAエンジニアが担当する顧客は、膨大な事務作業を抱えている企業であることが多く、働き方改革が叫ばれる昨今においてはどの企業も業務効率化を求めているため、非常に重要の高い職業のひとつでもあります。
主な業界の対象は、経理、人事・総務、物流・倉庫などです。
従来のITシステム導入に比べて開発期間が短いという特徴もあります。
ただしその業務の特性上、比較的上流の工程に仕事があり、自ら問題点を見出す力や、クライアントに対して密なコミュニケーションを行い提案する能力が求められる職業です。
RPAエンジニアの年収と将来性について
RPAはVBAなどのプログラミングの経験がある人にとっては参入ハードルが低く、今後の市場拡大も予想されている分野です。
そんなRPAエンジニアの年収評価と将来性について2021年を目前とした現在はどうなっているのか見ていきましょう。
RPAエンジニアの年収は、他職種と比較すると低め
当サイト編集部がRPAエンジニアの求人を確認する限り、その稔雄は400万円から1,000万円がボリュームゾーンとなっていました。この数値は他のエンジニア職と比較するとやや低めであると言えます。
また、RPAエンジニアとしてフリーランスで活躍している方も一定数いるようですが、その知名度の低さと伝わりにくい重要性から低い評価を受けてしまう傾向があるようで、同じく給与水準が低くなっている様子です。
この状況にはWinActorやUiPathなどの著名なRPAツールが「プログラミングなしで業務自動化が可能」という印象を受けているからだと考えられます。実際には外部システムとの連携や、細かいシステム変更への対応など専門性の高い調整を強いられる場面が多いのですが、発注者がそこまで理解しているとは限りません。
ここ数年で注目され始めた職種だからこそ、正当な評価を受けられないというビハインドも垣間見える結果となりました。
逆にこの現象を成長過渡期だと捉え、先行利益のある領域だと判断を下すこともできそうです。
RPAエンジニアに将来性こそあれど、評価はやや下火
働き方改革の推進やデジタルトランスフォーメーションの流行を受け、技術としてのRPAも陽の光を浴びる機会こそあれど、「想像以上に活用できなさそう」といった評価が下されている現状です。
その有用性や活用の幅を深く理解する事業者が増えるにしたがって、RPAエンジニアの評価や将来性が見直されることは大いにあると考えられます。
しかしながら、RPAによって職を奪われる人材の存在や、導入までの障壁が多いことを踏まえると、その評価が高くなるまでは長い期間を要すると予想できるでしょう。
日本国内の人口減少や高齢化はRPAにとって好都合
日本の人口が年々減少していることについては、RPAエンジニアにとってチャンスと言えます。新しい働き手が生まれない環境において、これまで以上に業績を上げるためには業務効率化が必須です。
そこにRPAエンジニアが活躍できるチャンスがあります。従業員がいなければ成り立たない職種や、人員確保が難しい業界に対して積極的にアプローチすることで、職に困らない状況を作り出せるはずです。
また、職業としてのRPAスキルを自分の私生活に活用することもできます。定期的に行う必要がある諸作業を全て自動化することで、より生産性の高い生活を送ることが出来る点はRPAエンジニアの特許だと言えるでしょう。
RPAエンジニアが活躍できるフィールドは?
RPAエンジニアの業務は「業務フローが確立されている領域」かつ「それが単純な定型業務」である場合に真価を発揮します。
これまでにRPAが活用されている場としては、経理が代表的です。
- 経理システムからデータをダウンロードして資料作成
- 売掛金や買掛金など決済データの照合作業
- 決算書の外部・内部向けデータ加工と出力
などと言ったように、今日まで企業の経理担当者が担っていた基本的業務をRPAが担当できます。
ほかにも人材事業におけるスカウトメールの送付や、案件管理システム(融資など)へのデータ入力業務で活躍しています。
RPAエンジニアへ転職するために必要なスキル
次に、RPAエンジニアへ転職するために必要なスキルをご紹介します。
「未経験でも問題なく業務遂行できる」「RPAにプログラミングスキルは必要ない」とまで言われている職種ではありますが、実際のところはどうでしょうか?
基本的なビジネススキル
RPAエンジニアとして活躍するためには、データ入力業務や資料作成業務など、ビジネスマンとしての超基本的なスキルと前提知識が必須となります。
もちろんエンジニアとしての基礎的なプログラミングスキルは言うまでもなく必須ですが、いくらプログラミングができても業務改善できる「ゆがみ」を見つけなければRPAなど作成できません。
したがって、システム開発の経験や Excel VBAに関する知識・経験があればRPAエンジニアは非常に馴染みやすい転職先であると言えます。
教養としてのプログラミングスキル
RPAロボット・シナリオの開発には基礎的なプログラミングスキルが必要です。RPAツール自体が新しいものであるため、その分野については他のエンジニアと同等の条件ではありますが、「言うまでもない」「説明するまでもない」慣例として存在するプログラミングの前提知識は持ち合わせていた方が転職しやすいです。
よく言われている「RPAは簡単」という表現は、現場ではあまり聞かれません。実際に導入してみると障壁となる課題が多くあったり、それを乗り越えるために別種のスキルを組み合わせる必要が生じるため、完全にプログラミングに無知な状態での転職は難しいと言えます。
RPAエンジニアの将来性と転職方法まとめ
本記事ではRPAエンジニアの将来性や転職事情についてご紹介しました。
RPAエンジニアとしての将来性とキャリアについては「業務効率化」がキーワードになります。これからの日本がどのように業務効率化へシフトしていくか、その段階でどのような技術が注目されていくかによってRPAエンジニアの将来性も定まることでしょう。
ここ数年で注目されつつある技術だからこそ不確定要素の多いRPAエンジニアではありますが、今のうちからキャリアを築き上げることで獲得できる先行利益もあります。
RPAエンジニアとしてのキャリアは企業貢献だけでなく、個人の日常生活においても活躍するものですので、少しでも興味のある方は目新しいキャリアの道を検討してみてはいかでしょうか?
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