by小野進一
第二新卒が優良企業に転職したいならここをチェック!おすすめ企業も紹介
第二新卒で転職するという機会は一度しかありませんので、慎重に行きたいところですよね。
それに可能ならホワイト企業で勤めたいという方が多いと思います。
この記事では、優良企業を見極めるポイントを解説していきます。
また、第二新卒の採用が多い企業もご紹介していきますので、企業選びの参考になれば幸いです。
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目次
第二新卒が優良企業を見極めるポイント
まずは第二新卒での転職の際に、優良企業を見極めるポイントをご紹介していきます。
あなたが応募を検討している企業が以下の基準を満たしているか、事前によく確認しておきましょう。
- 人材育成制度が整っているか
- 若手が活躍できる社風かどうか
- 商品やサービスに魅力を感じるか
- BtoB企業に穴場が多い
- オフィス以外の設備も確認
- 大手だから良いとは限らない
- みなし残業制度を採用しているか
- 3年後離職率はどれくらいか
- 有給取得数平均
- 長時間残業があるのか
- 違法なことをしていないか
ただ、全てにおいて完璧な会社というのは、そうはありません。
自分が絶対に譲れない基準をいくつか選び、その限定された条件を満たす企業を見つけるのが現実的です。
人材育成制度が整っているか
第二新卒は、未経験の業界・職種にチャレンジするケースが多いです。
右も左も分からない状況で現場に出されてすぐに結果を出すというのは難しいので、人材育成制度がきちんと整えられているか要チェックです。
多くの場合、募集要項の中に「研修の期間」や「どんな方法で教えるのか」といった事項が記載されています。
ここから入社後にどのような育成システムがあるのか知ることができます。
もし教育内容に関する記載がなければ面接などで確認するとよいでしょう。
また、多くの企業は自社のHPに「社長あいさつ」や「企業理念」の記載があります。
ここでも、人材の大切さを謳っているか確認してみましょう。
ただし、残念ながら耳障りのいい言葉を理念にしていながら実態と大きく乖離している企業も存在します。
理念すべてを鵜呑みにはできませんので、可能であれば会社訪問をして仕事の様子をみさせてもらえるとよいでしょう。
若手が活躍できる社風かどうか
若いうちからバリバリ働くことを目指して転職する第二新卒も多いです。
その際に重要なのが会社の社風です。
若手が活躍できる環境なのか確認しておくとよいでしょう。
採用パンフレットに載っている先輩社員の声を確認することで若手も意見を言いやすい文化なのか確認できます。
また会社訪問をした時に、可能であれば役員室や社長室などもチェックしましょう。
これらの部屋のドアが解放されているなら、社員の声が経営陣まで届きやすい社風の会社である可能性が高いです。
このような細かいところからもその企業の社風をうかがい知ることが可能です。
商品やサービスに魅力を感じるか
社風の他に企業そのものの魅力も重要な要素です。
応募する企業の製品やサービスに魅力を感じているのか、いま一度自分自身に問いかけてみましょう。
長いあいだ意欲を持って働くためには、職場に魅力を感じているかが重要です。
ご自身が子どもの頃から好きだった商品や愛用しているサービスがあるなら、愛着を抱きやすいでしょう。
また、商品やサービスに特別な思い入れがなくても、働く「ヒト」に魅力を感じているなら継続して働くことができます。
そのため、その会社で働いている人がどのような特徴を持っているかも要チェックです。
BtoB企業に穴場が多い
対企業向けの製品を扱うBtoB企業には条件の良い求人が多いです。BtoC企業と比べて知名度のない場合が多いですが、その分「穴場」だといえるでしょう。
また、BtoB企業のなかには技術力が高く知名度は低くても実は業績が良いという企業も少なくありません。
このような企業は社内制度もしっかりしていることが多いです。
ですから、転職先の希望として、ネームバリューよりも働きやすさを重視する人にとって、BtoB企業はおすすめです。
オフィス以外の設備も確認
人材を大切にしている企業か判断がつかないときは、オフィス以外の設備もチェックしてみましょう。
トイレや給湯室の清潔感、照明設備の明るさなどといった点です。
本気で採用活動を行っている企業なら、こういった細かい点も気をつかっているはずです。
入社するかもしれない将来の社員候補に対しては、最高のおもてなしを見せるのが通常です。
もちろんそれだけではないですが、外見は採用活動の本気度をチェックする上で有効です。
大手だから良いとは限らない
せっかく転職するのだから安定している大手企業に入りたい、と考えている方は多いでしょう。
しかし、大手企業だから全ての面で優れているとは限らないのが現実です。
大手企業は福利厚生が充実している企業が多いのは確かですが、年功序列の仕組みが色濃く残っているため、若手の裁量権が少ない場合が多いのです。
中小企業は人手不足で忙しいことも多い一方、経営陣との距離が近いケースも多々あり、若手の意見が通りやすいです。
働き甲斐を重視するなら中小企業の方がご自身に合っているというパターンも考えられます。
このように大手にもデメリットがあるので、自分に合った企業を選びましょう。
みなし残業制度を採用しているか
みなし残業制度とは、あらかじめ会社がみなし残業時間と残業代を定めている制度のことを指します。
この制度を悪用し、どんなに残業してもみなし残業代以上の残業代を支払わない企業が少なくありません。
みなし残業制度の会社に勤めていても、労働者には超過分の残業代を受け取れる権利はあるのです。
みなし残業制度を採用している企業の全てがそうではありませんが、ブラック企業かどうかのひとつの判断基準にはなるので確認してみてください。
3年後離職率はどれくらいか
3年後離職率の数字は要チェックです。
今は第二新卒の転職が盛んですので、入社した企業がブラック企業であればすぐに転職する流れができています。
裏を返すと3年以内に辞める人が低い会社は、ホワイト企業である可能性が高いのです。
会社のHPや就職四季報に記載されていることが多いですが、もしこれらを見ても確認できなければ、新卒の採用人数を確認してみてください。
会社全体の人数や規模と比較してあまりにもこの新卒採用者が多い場合、採用した人がすぐいなくなる会社である可能性が高いです。
有給取得数平均
これは文字通り、社員の有給休暇の取得日数を表す数字です。
この数字があまりにも低すぎると、忙しすぎたり有給を取りづらい雰囲気があったりする会社である可能性が高いです。
目安として有給取得率が50%以上であれば、ホワイト企業の可能性が高いでしょう。
病気にかかった時などのために残しておく人も多いので確実ではありませんが、確認しておくべき数字です。また、求人票の休日の記載の仕方もよく見ましょう。「完全週休二日制」と書かれていたら、土日など週に確実に2回は休めます。
しかし、「週休二日制」と書かれている場合は注意です。
週休二日制は一か月のうちに最低一度は週2回休めると謳っているに過ぎません。
月に1度しか休みがない週も存在する可能性があります。
長時間残業があるのか
最も重要だといってもよいのが長時間残業の有無ですよね。
長時間労働が続くと、最悪の場合、精神的な病気にかかり命を落としてしまうケースもあるためです。
2015年、大手広告代理店の新入社員が長時間残業を苦痛に感じ、自殺してしまった事件がありました。
この事件を機に、国を挙げて働き方改革が進められるようになりました。
とはいえ、いまだ長時間労働を強いられる企業は多いのが実態です。一つの目安として、平均残業時間が40時間以内なのか確認してみましょう。
労働基準法では、残業時間の上限は月45時間以内と定められています。
つまり、月40時間以上の残業があると、残業がかなり多い会社であるといえます。
違法な業務をしていないか
企業が起こす違法行為には様々なケースが存在します。
たとえば、粉飾決算や性能の不正記載など、例を挙げればきりがありません。
企業が違法行為をしてそれが明るみになってしまうと、会社の評判は地に落ちてしまいます。
自社の商品・サービスの売り上げは落ちて利益が縮小し、ひいては人材削減といった事態につながります。
つまり、違法行為をする会社に入ってしまうと、不祥事に関連して途中で首を切られるリスクもあるのです。
入社先が違法行為をする企業なのか事前に見極めるのは難しいので、過去を調査して違法行為を起こした実績がないかくまなくチェックしてください。
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第二新卒におすすめの業界・企業を紹介
ここからは第二新卒での転職におすすめの業界や企業をご紹介します。
第二新卒の採用に特に積極的なのは、IT業界とコンサル業界です。
どちらも成長性が高く、未来を担っていくための若い人材を欲しています。
ここでは、IT業界とコンサル業界で第二新卒におすすめの企業を紹介していきます。
IT業界
IT業界は若い人材を積極的に採用している企業が多く、29歳以下なら未経験でも応募可能と謳っている大手企業も見受けられます。 ただ、成長産業なのでどうしても業務量が多くなりがち。
そのため、長時間残業を強いられるケースが多いです。
そんなIT業界のなかでもホワイト企業を紹介します。
サイボウズ
IT系のチームワーク向上のサービスを主に展開しているサイボウズ。もともと離職率が28%とかなり高かったのですが、働き方改革を行った結果、離職率が4%まで激減しました。
現在は「100人いれば100通りの働き方がある」といったスローガンのもと、リモートワークなど多様な働き方を推奨しています。
サイボウズは福利厚生についても「制度が整っていてもそれを利用できる風土でないと意味がない」と考え、社員の意識の改革から取り組んでいます。
この規模の企業でありながら29歳以下ならポテンシャル採用を行っており、未経験でも入社するチャンスがあります。
日本オラクル
ソフトウェアやハードウェア、クラウドサービスの開発・提供を行う日本オラクル社も第二新卒の採用に積極的な企業です。
第二新卒の方でも社会人経験が1年以上あれば、「キャリア採用」で営業職として応募可能です。
元居た業界は不問で営業経験があれば問題ありません。
チャレンジ精神があれば受け入れているとのことなので、IT業界で営業の仕事をやってみたい方におすすめの企業です。
社員の福利厚生の納得度が高い企業でもあり、カフェテリアなどの珍しい福利厚生施設があります。
また、在宅勤務制度も導入されています。
さすが外資系企業が発祥だといえる会社です。
コンサル業界
コンサル業界も第二新卒の採用に積極的です。
そうはいっても「コンサルタントの仕事は未経験からでは厳しいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、コンサルタントの需要が激しくなっており、新卒以外からも採用しないと賄いきれない状況なのです。
アクセンチュア
アクセンチュアは世界最大といっても過言ではない規模を誇るコンサルティングファームです。
様々な分野・産業のコンサルティングを手掛けています。
アクセンチュアは、第二新卒の採用に非常に積極的です。
第二新卒の採用では、前職の業界・職種は不問とし、社会人歴が1年あれば応募可能です。
コンサルだけあって業務は多忙ですが、社員からは「休暇の取得がしやすい」「女性が働きやすい福利厚生制度が整っている」といった声が挙がっています。
オススメ企業についてもっとくわしく知りたい方はこちら!
まとめ
第二新卒が優良企業を選ぶポイント、第二新卒の採用を積極的に行っている企業を紹介してきました。
企業を選ぶうえでは、様々な検討事項があることがご理解いただけたでしょうか?
大手は安定しているのは確かですが、大手だから安心とは限りません。 長時間労働の有無、有給の取得しやすさなど様々な事項を考慮に入れ、応募先を決める必要があります。
- 人材育成制度が整っているか
- 若手が活躍できる社風かどうか
- 商品やサービスに魅力を感じるか
- BtoB企業に穴場が多い
- オフィス以外の設備も確認
- 大手だから良いとは限らない
- みなし残業制度を採用しているか
- 3年後離職率はどれくらいか
- 有給取得数平均
- 長時間残業があるのか
- 違法なことをしていないか
この記事で紹介した企業はどれも有名企業ばかりで、倍率が高いのは必至です。第二新卒を積極採用している企業も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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