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by飯田賢平 飯田賢平

ベンチャー企業に転職したいと考えている人が知っておきたい年収のこと

ベンチャー企業に転職したいと考えている人が知っておきたい年収のことのアイキャッチ

ベンチャー企業で働きたいと思っている人は、転職したらどんな業務内容を任されるのかと同じぐらい、年収についても気にされるでしょう。

実際、ベンチャー企業に転職すると年収はどのように変わるのでしょうか?大手企業との違いを意識しながら一般的なベンチャー企業の年収事情を確認しておきましょう。

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ベンチャー企業における年収事情

ベンチャー企業における年収事情

 

ベンチャー企業の年収については、かなり企業差があることは予め理解しておかなければなりません。

一般的にはスタートアップに近いベンチャー企業ほど資金の獲得に苦労しているので、人件費を削減したいと考えているのが普通です。

人件費を減らすには雇用する社員の数を最小限にするのが効果的です。そのため、ベンチャー企業では事業を進める上で必要最小限の人材を雇って運営しているのが通例です。

基本的には平凡な二人の社員でこなす業務を一人の優秀な社員が処理してくれた方がコストは少なくて済むことから、優秀な人材を高めの年収で雇うという方針を立てている企業が多くなっています。

一方、誰でもできるような業務に対して優秀な人に時間を取らせてしまうとコスト的には大きな損失になります。

年収が高い人ほど時間単価が高く、誰でもできるけれど時間がかかる業務に携わらせるのは合理的ではありません。

そのため、単純で時間のかかる業務はできるだけ安い給料で働いてくれる人を雇って担当させるというのが基本になっています。

このような形で最小限の人件費を使いながら、ベンチャー企業として新しい事業を進めているのが一般的です。

結果としてベンチャー企業では年収が二極化している傾向があります。

とりわけ優秀な人材に対しては手厚い給料を出し、そうではない人には一般的な水準よりもやや低い給料で働いてもらうという場合が多いのです。

つまり、簡単な作業はパートか派遣社員に任せる傾向があります。その代わり正社員は手厚い待遇で迎え入れてくれる可能性が高いのです。

このような事情を理解した上でベンチャー企業への転職を検討するようにしましょう。

ベンチャー転職で年収は上がるのか

ベンチャー転職で年収は上がるのか

欲しい人材には高い年収を払う

優秀な人材が正社員として入社を希望して迎え入れてくれたときには、その企業なりに高い待遇を与えてくれるでしょう。

ただ、ベンチャー企業に転職すると年収が上がるのかという点についてはもう少し詳しく吟味する必要があります。

ベンチャー企業が正社員の採用活動をするときには、現在の社員では成し得ないことを実現するための適任者を獲得したいという場合がほとんどです。

実際にその実現によって事業が大きく展開される場合が多くなっています。そのためベンチャー企業側としては、ニーズにぴったり合っている人が見つかったら是が非でも採用したいというのが本音です。

優秀な人ほど他にも転職先の候補があると考えるのがもっともなことで、自社を選ばせるためには魅力を少しでも多く感じてもらわなければならないと思うでしょう。

給料を手厚くするのは誰もが喜ぶことなので、前職の年収よりも高くしてオファーをするのが常套手段になっています。

基本給ベースで若干上乗せをしたキリの良い数字を提示するというのが典型的です。このような基本的なアプローチで人材採用を進めているベンチャー企業なら年収が上がるでしょう。

元々年収が高かった場合は限界も

ただ、ベンチャー企業の財力にも限界があります。もともと大手企業で役職付きになっていた人なら1000万円くらいの年収になっているかもしれません。

そのような人材をそれ以上の年収で雇うのはベンチャー企業にとっては無理な場合が多いでしょう。

そのため、もともとかなり年収が高かった人は前職と同じかそれ未満ということもあるのです。また、予算的に厳しいという場合にも年収の上乗せはできないことが多いでしょう。

それでも魅力的なオファーだと思ってもらえるようにストックオプションを出すケースも少なくありません。

株式上場を目指しているベンチャー企業の場合には、社員にストックオプションを付与し、上場後に権利を行使し自由に稼いでもらおうというスタンスを取っていることがよくあります。

事業が成功して株価が上がればストックオプションの価値も高まります。企業の成長のために働くことが資産を増やすのに直結するという点で、社員のモチベーションを上げるのにも効果的な方法として注目されています。

あらかじめストックオプションについて理解しておくと、オファーを受けたときに良し悪しを判断しやすいので、ベンチャー企業に転職するなら概要を学んでおきましょう。

ストックオプションについてもっと詳しく知りたいかたはこちら

時間外手当や休日出勤手当も考慮する

 

時間外手当や休日出勤手当も考慮する

ベンチャー企業に転職するときに年収がいくらになるかは基本給だけで判断してしまわないようにしましょう。

必要最小限の人材で現場を動かしているということは、業務量は多くなりがちだということも意味しています。現場による違いこそあれ、残業が多い、休日出勤が頻繁にあるというケースも多いのです。

ただ、残業をすれば時間外手当、休日出勤をして振替休暇を取得しなければ休日出勤手当が支給されます。年収が高めの人ほどこれらの手当が大きくなり、想定していたよりも遥かに高い年収になることもあるのです。

この点についてはベンチャー企業に転職するときには事前にしっかりと確認しておく必要があります。

ワークライフバランスを整えたいと思っている人は残業なしの現場作りにこだわっている企業を選び、年収については基本給ベースで考えられるようにするのが理想的です。

逆に年収が上がるから働きたい、事業に大きな興味を持っているから働けるなら残業もいとわないという場合には、残業や休日出勤の実態を確認しましょう。

月に何時間くらいなのかがわかれば、負担にならないか、年収がどのくらい割り増しになるかを判断できます。

そのバランスを考えて納得できる現場環境があるベンチャー企業を選ぶのが良いでしょう。

賞与と昇給についても詳しく調べよう

賞与と昇給についても詳しく調べよう

年収について考慮しておきたいポイントとして賞与と昇給も挙げられます。

企業ごとに異なる賞与

賞与については大手企業の場合には年に2回、合計月給4ヶ月分などといった形で支給しているケースが目立ちます。

しかし、ベンチャー企業では賞与の形式が多種多様なので詳しく調べることが必要です。

例えば、社員が担当しているプロジェクトで売上利益が出るとその一部を賞与として還元してくれるというパターンがあります。

いわゆる成果報酬型の考え方で、開発に携わっている人には有利ですが、バックオフィスで働くと賞与をもらえることはないでしょう。

この問題への対策として、売上利益ベースで全社員に一部を還元するという形式になっていることもあります。

また、賞与は事業への寄与率に応じて経営者が判断して決めるというケースも少なくありません。

ベンチャー企業では賞与のための予算を確保するのが難しいケースも多く、次年度の事業展開を考えると今年は払いたくないと考える場合もあります。

そのため、経営者が状況に応じて判断できるようになっていて、もらえないこともあるという企業も多いのです。

企業への貢献度が昇給のカギ

また、昇給については大抵のベンチャー企業では年次昇給があります。ただ、昇給の査定基準が明確になっていない場合も多いのが実態です。

一人でいくつもの業務を受け持っていることも多いので、評価をどうするかが大きな問題になりがちだからです。

ただ、人件費の節約という観点から、一律で毎年一定の割合で昇給するという仕組みを取っているベンチャー企業はほとんどありません。

事業利益や企業成長に寄与した程度に応じて昇給をおこない、場合によっては減給するというのが普通です。

人事評価制度が定まっていない時期のベンチャー企業では、経営者が判断するという場合が多く、いかにして活躍している姿を見てもらえるかが勝負を分けます。

昇給制度がしっかりと整っている場合には基本給が上がらなくても転職する魅力があります。入社して即戦力として大きな成果を上げれば、翌年には大幅に年収が上がる可能性があるからです。

どれだけ自分が企業に貢献できるかを考えた上で転職先を選ぶようにすることが昇給による年収アップを狙うには欠かせません。

賞与についても同様で即成果を上げられるような企業を選び出せると、入社年度から高い年収になる可能性があります。

まとめ

まとめ

ベンチャー企業では人件費の削減に注力しているケースが多いものの、ニーズに合っている優秀な人材に対しては高い年収でオファーをかけるのが一般的です。

ただ、基本給が上がらない場合でも時間外手当や休日出勤手当によって年収が上がることもあります。

また、成果に伴う賞与や昇給の影響も大きい現場が多いので、年収については多角的に考えてから転職先を選ぶのが大切です。

 

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飯田賢平

飯田賢平

この記事を監修した人 飯田賢平 取締役COO/Exective consultant

理系の大学卒業後、電機メーカーから宣伝会議グループに営業職として転職。2008年に代表の小野とホールハート創業。広告・PR・ベンチャーなど幅広く企業の採用に携わる。特にベンチャー・スタートアップとの経営陣とのネットワークを持つ。キャリアに関する「アニキ」のような存在になり、転職後も飲みに行くような関係になること多数。1982年生まれ。

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