SIerから転職先はWeb系？ITコンサル？異業種？SIerの転職のコツとおすすめの転職先を紹介

SIerの仕事をしているなかで転職したいと考えている場合、どの職種に就くべきか悩む方も多いでしょう。現実に、最近ではSIerからの転職者が増加しています。

その際に考えられる転職先としては、Web系やITコンサル、または異業種など様々です。特にSIerからITコンサルへの転職は相性が良く、年収が高くなる傾向にあります。

ただし転職先を間違えると、その先の人生に大きく響くため、慎重な転職が必要です。

本記事でSIerからのおすすめの転職先4つ、そのなかでもさらにおすすめのITコンサルタントへの転職をすすめる理由を3つご紹介します。また、転職活動をする際には後述する「プロの転職」というサービスへの登録を推奨します。

転職活動を実りあるものにするために役立ちますので、ぜひ参考にしてください。

 

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SIerからのおすすめの転職先4選

 

まずはSIerから転職すると良いおすすめの転職先を4つご紹介します。

転職先の候補と特徴は以下の通りです。

 

転職先	特徴
大手SIer・ITコンサルタント	年収が高い
システムエンジニア	ワークライフバランスが充実
中堅SIer・WEB系エンジニア	スキルを磨ける
フリーランスエンジニア	働き方が自由

 

それぞれ詳しく特徴や業務内容、さらに見込める年収について解説しますので、転職を考える際の指標にして役立てましょう。

①大手SIer・ITコンサルタントへ転職して年収を上げよう

今の仕事よりも年収を上げたい場合は、大手SIer・ITコンサルタントへの転職がおすすめです。大手SIerは、規模が大きく上流工程が中心であるため、仕事の受注金額も高く年収自体もかなり高額になることは知られています。

具体的な企業名は「野村総研」「電通国際情報サービス」などです。平均年収は1,000万前後で、サラリーマンの平均年収が400万前後であるため、かなり高額であることが理解できるでしょう。 

年収を特に重視したい場合は、クライアントから直接発注を受けられる元請けのSIerを探すと、さらに年収を増やすことが可能です。

大手SIerは企業名が通っているため、勤務した経験があると自分の職歴に大きな強みになることも魅力です。

一方ITコンサルタントは、クライアントにとって重要な役割を果たす職種になります。具体的な企業としては、例えば「アクセンチュア」「IBMソリューション」が挙げられます。

仕事内容は、企業によって幅広くあるため一概には言えませんが、基本的にはクライアントのビジネス・経営の悩みを聞き解決することが業務です。これらの業務をこなすためには、ITに関する高い専門知識や提案力、理解力など様々なスキルが必要になってきます。

たくさんのスキルを持つ貴重な人材のため、クライアントから支払われる給与は高い傾向にあります。平均年収は700万から1,000万円ほどで、こちらもサラリーマンの平均年収よりも高い金額を手に入れられます。

高い年収を手に入れたいと願う方には、うってつけの職業でしょう。

②システムエンジニアに転職して、ワークライフバランスを充実させよう

仕事もプライベートも充実したい場合は、SIerからシステムエンジニアへ転職すると叶えられます。企業によって違いはありますが、システムエンジニアは以下の業務が一連の流れです。

・クライアントの要望をヒアリングする

・仕様を決定し、システムの設計をざっくりと行う

・詳細を設計し、システムを完成させるために指示を出す

新規でシステムを導入する際や既存システムを刷新する場合など、システム計画の全体をリードするのは社内SEが担当します。

Slerを経験していることから、エンジニアとしてのバックグラウンドもあり、システム化の全体像を確実に理解できる能力を有しているため、SIerの時に培った知識と経験が役立ことも多く、仕事の内容にストレスを感じることはないでしょう。

また、システムエンジニアとしての実作業は、作業自体を外部に依頼できる部分もあり、システムエンジニアとしての仕事の調整が、自身で調整できるのも魅力です。

そのため、Sler時代よりも仕事とプライベートの切り替えがしやすく、日常生活に時間を以前より多く割くことができるでしょう。システムエンジニアの平均年収は、500万円前後とサラリーマンの平均年収より少し高いほどです。仕事以外の趣味も楽しみたい方は、システムエンジニアを目指すと良いでしょう。

③中堅SIer・WEB系エンジニアへ転職してスキルを磨こう

自らのスキルアップを目指したい場合は、中堅SIer・WEB系エンジニアへ転職することがおすすめです。

理由としては、今までの経験やスキルで恩恵を多く受けられる可能性があるからです。

中堅エンジニアは、大手エンジニアよりも実作業が多く、スキルを磨くのにぴったりのポジションです。

求められるスキルはプログラミング、設計、開発など様々存在します。自分が学びたいスキルや得意なスキルを担当できることも多く、実践的に経験を積むことが可能です。

年収は幅が広く、400万から600万ほどが主流になります。

またWEB系エンジニアもスキルを身につけるためには向いている転職先です。仕事内容はWEBサービスに関するものが多く、WEBサービスの機能開発や提供に必要なアプリケーションなどの開発を担当します。

現代は、特にIT化が進んでWEBサービスの需要が増加しており、企業もそれに対応すべくIT技術をさまざま取り入れています。そのためWEB系エンジニアは、今や無くてはならない職業です。さまざまな業務を任せられるため、多彩なスキルを磨くことも可能です。

年収は中堅SIerと同じく400万から600万ほどになります。自分自身を、さらにレベルアップさせたいと考えているときは、中堅SIerやWEB系エンジニアへの転職を検討してみましょう。

④フリーランスエンジニアへ転職して自由に働こう

企業に所属をしないで、フリーランスのエンジニアに転職すると、全てことを自分で決められるようになります。所属していないことで、自由な働き方ができるため勤務時間や勤務場所、勤務内容に制限はかかりません。

仕事内容も幅広くあるため、自分が得意とするスキルを活かして働き続けられます。

請け負う仕事の内容によっては、朝早く起きる必要がなく、通勤をしなくても問題はありません。仕事を取れるだけ取ると、収入は会社員よりも増加する可能性が高く、仕事の選択も自分で判断が可能で、収入がある程度見込めれば好きな分野の仕事に取りかかることも可能です。

自分のスキルに自信があり、なおかつ好きなように働きたい方には、フリーランスの選択を強くおすすめします。

ただし自力で仕事を貰う必要があるため、安定するためにはしばらく時間がかかってしまうでしょう。

報酬はクライアントから直接支払われることが多く、仲介手数料や何かしらのコストを差し引かれることは少ないです。また、確定申告は自分で行うので経費をうまく管理できれば節税にも繋がります。

年収は、人によってかなり差がありますが、相場は600万から900万ほどです。自由な働き方をしたい方にもってこいの働き方でしょう。

 

SIerからITコンサルタントへの転職がおすすめな理由3つ

 

上記でSIerから転職する際のおすすめの転職先をご紹介しました。どれも魅力がある職業ですが、そのなかでも特にITコンサルタントをおすすめします。

ここからはその理由を3つ、詳しく解説します。ITコンサルタントへの転職はSIerと非常に相性が良いため、選択肢としてぜひ検討して下さい。

①SIerで身につけたITの知識をフルに活かせる

SIerで身につけたシステムの知識や業務知識は、そのままITコンサルタントで活かせます。そのため、ITコンサルタントという職種は、SIer出身者の経験を活かしたキャリアアップとして最も有力な選択肢と言えます。

理由は、SIerとITコンサルタントには業務内容の共通点が多く、Slerで培ったITの知識やシステムの知識、業務知識などが、そのまま活用できるからです。

ITを活用して経営課題の解決をすることが、ITコンサルタントの主な業務となるため、IT技術によってクライアントの経営課題の解決を提案し、超上流とも呼ばれる工程などを経験できるチャンスがあり、自身のスキルアップにも役立つでしょう。

また、給与水準が全体的に高めであることも、ITコンサルタント職の魅力でもあります。

SIerで培ったスキルを利用することで、携わる仕事もわりと容易に行うことが可能です。

ただし、ITコンサルタントはシステムの知識に加えて、経営学の知識も必要ですから、その点を注意しておきましょう。

②新しい技術を身につけるという姿勢が求められる

エンジニアと同じように、ITコンサルタントも日々新しい技術を身につける必要があります。SIerは、常に新しい技術を勉強し、仕事に適応させてきた職業です。

IT技術が、常に進化する現代では、ITコンサルタントも常に新しいIT技術を学ばなければなりません。SlerもITコンサルタントも、積極的に仕事に取り組む必要があることから、日々仕事にかかわる技術を学ぶ姿勢が求められます。

③クライアントの課題を汲み取る力が求められる

エンジニアとして、クライアントの課題を汲み取って業務を行っていたことが、同じようにITコンサルタントでも求められる場合があります。エンジニアの場合は、クライアントはユーザーですが、ITコンサルタントの場合はクライアントが経営者となります。

どちらも、クライアントの意図をヒアリングして汲み取り、業務に活かすように求められます。

SIerとして働き続けた場合、ITコンサルタントに必要な課題を汲み取る力は、すでに培っているはずですから、転職に当たり能力的な問題はほとんど無いと考えて良いでしょう。

 

SIerから転職したいならプロの転職に登録しよう

 

SIerから転職先を探したい場合、「プロの転職」というサービスへの登録をおすすめします。プロの転職のコンサルタントは、それぞれの業界について熟知している達人が揃っています。

彼らは、広告やIT、WEB業界などからの出身のため、業界の内部構造や仕事内容、勤務実態などについて、身をもって経験しています。そのため体験談に基づいた的確なアドバイスも可能で、転職活動の際に心の支えになることは言うまでもありません。

また、皆が独自のつながりを持っているため豊富な求人の紹介も可能です。

つながりは、大手広告代理店からITベンチャーやスタートアップ企業まで多種多様にあり、人脈も経営層や人事責任者などのポジションにいます。

転職者の企業とのマッチング精度の高さも、プロの転職へ自信を持っておすすめできる理由の1つです。

面談したコンサルタント自身が、求職者を企業に推薦するときには、仲介役としての役割を大きく果たすことが可能です。

このように、プロの転職は転職活動を行う上で多くのメリットを有しているため、SIerから転職を考えている方々の心強い味方になりますので、ぜひ転職活動をする際には参考にしてください。

 

まとめ

 

SIerで培ったスキルは、他の職種にも活かしやすいため、ご紹介したおすすめの転職先を参考にしていただくと良いでしょう。そのなかでも、SIerからITコンサルタントへの転職は、非常に相性が良いことから特におすすめします。

また、転職を検討する際はプロの転職が役立つため、登録してメリットを活用しましょう。SIerからの転職を成功させることで、より充実した社会人生活があなたを待っています。

 

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