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転職ノウハウ

by小野進一 小野進一

第二新卒は未経験職種にチャレンジできる?未経験の転職のポイントも解説

転職をしたいと考えた際に、未経験の業界へチャレンジしたいと思ったことはないでしょうか。新しいことへの挑戦は素晴らしいことですが、未経験の業界や職種への転職は厳しいものです。

それでも、第二新卒は未経験職種にチャレンジできると言われています。それは本当なのでしょうか?また、第二新卒が未経験職種にチャレンジする際に、気を付けなければならないことはあるのでしょうか?

この記事では、「第二新卒は未経験でも転職可能なのか?」「第二新卒が未経験職種に転職を成功させるポイント」などについて、解説していきたいと思います。

第二新卒で未経験職種を目指しているという方は、ぜひご一読ください。

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未経験業界・職種への転職が難しい理由

未経験業界・職種への転職が難しい理由

働いているうちに、「今の仕事は向いていないかもしれない」と感じ、未経験の業界や職種への転職を検討する方は少なくありません。しかし、新卒採用と違って、未経験業界・職種への転職は難しいと言われています。それには、次のような理由があります。

即戦力にならないから

多くの企業が中途採用をする理由は、即戦力を求めていることが多くなります。人手不足を迅速に解消するためには、業界や職種における知識やスキルを持った人材が必要になります。さらに、事業拡大をしたい場合には、自社にない新しいスキルを持った人材も必要となります。

未経験の場合、「専門のスキル」も「企業から求められるスキル」も持ち合わせていないことがほとんどなので、即戦力にならず、転職が難しくなります

教育コストがかかるから

即戦力となる経験者を採用する場合、教育コストを大幅に削減することができます。しかし、未経験者の場合には、新人と同じように、専門的なスキルを習得させるための教育にコストを要することになりますすると、企業には手間も時間もかかり、負担が大きくなってしまいます。さらに、コストをかけて教育したにも関わらず、スキルを習得した後に転職していってしまう可能性も考えられます。

そのようなリスクを考慮してまで、未経験者を採用するメリットがあるかどうかを、採用担当者は考えてしまうのです。

実績を証明できないから

同じ業界や同じ職種での転職の場合、実績を証明することで、転職先での業務を遂行するスキルがあるかを測ってもらうことができます。しかし、未経験者の場合は証明できる実績がないため、新しい業務を遂行できるポテンシャルがあるかどうかを、採用担当者が判断することは極めて難しくなります

実務経験がなくても、スキルを証明することができる資格などがあれば、採用される場合もあります。それでも、スキルを見極める材料がないことを不安視されることは多くなります。

第二新卒は未経験の職種・業界に転職可能

第二新卒は未経験の職種・業界に転職可能

未経験の職種・業界に転職することが難しいといっても、第二新卒ならば未経験の職種・業界に転職することは十分可能です。企業が第二新卒に求めているものは、新卒と同じような「若さ」や「やる気」だからです。

若いということで、「新しい環境や仕事内容もすぐ吸収できる柔軟性や成長性がある」とみなされます。そのため、現時点での経験やスキルを必要とされないのです。

最も未経験領域に挑戦しやすい年代

第二新卒ならば未経験の職種・業界に転職することは十分可能だと言いましたが、それどころか、第二新卒は最も未経験の職種や業界に転職しやすい年代」だといえます。なぜなら、企業は第二新卒の人材を強く求めているからです。

第二新卒は若くて成長性や柔軟性が優れているうえ、少ないながらも社会人経験があるため、基本的なビジネスマナーを習得しています。新卒に比べて新人研修などの教育コストが必要ないため、企業にとっては非常に扱いやすい人材なのです。

一方、第二新卒以上の年齢の人材に対しては、企業は即戦力として活躍できることを求めるようになります。言うなれば、第二新卒は未経験の職種・業界に転職しやすい最後の年代だといえます。

ここまで説明すると、いったい何歳までが第二新卒に該当するのかが気になるところですが、第二新卒の年齢には明確な定義がありません

一般的な見かたとしては、25~26歳程度が第二新卒の上限だと言われています。しかし20代であれば第二新卒として受け入れるという企業もあります

年齢に関しては、応募する企業の募集要項で必ず確認するようにしましょう。

このように、第二新卒は求人が多数あり、未経験でも不利にならない年代にギリギリ該当します。そのため、最も未経験の職種・業界に挑戦しやすい年代だといえるのです。

収入が下がるリスクに注意

ただし、第二新卒から未経験の職種・業界に転職する際は、転職する前と比べて収入が下がることも多いので、その点は覚悟しておきましょう。

一定の社会人経験を積んでいるとはいえ、その仕事を行うことは初めてになります。ですから、待遇面においても、新卒と同じような扱いになります。

そのため、前の会社に新卒で入社したときの給料と同程度の額に落ち込むことが多くなります。今までの実績を活かすことができるので、高収入を得たいのであれば同業界・同職種に転職したほうが有利です。

それでも、未経験領域への転職を志したということは、

  • 興味のある業界で働きたい
  • ずっとこの仕事に憧れを持っていた

など、業務内容に魅力を感じている場合がほとんどです。「やりたい仕事ができる」と「収入が下がる」を天秤にかけた場合、「やりたい仕事ができる」の比重が大きいと感じるのならば納得するしかないでしょう。

未経験でも年収がアップしたケース

一般的には未経験領域に転職すると給与が下がるケースが多いですが、給与水準が高い業界・職種に転職すれば、未経験でも年収をアップさせることが可能です。

給与水準の高い業界というと、主に以下の3つが考えられます。

  • コンサルタント業界
  • 広告業界
  • 外資系銀行

また職種でいうと、以下の2つが該当します。

  • システムエンジニア
  • 営業

中でも営業の仕事は、未経験の人でも比較的受け入れられやすくなっています。さらに、インセンティブ制度もあるため、未経験の第二新卒でも高額な年収を実現しやすい仕事だといえるでしょう。

未経験でも入りやすい職種・業界

未経験でも入りやすい職種・業界

第二新卒ならば、未経験の職種・業界への転職が十分可能であることがご理解いただけたことでしょう。ここからは、未経験の第二新卒が入りやすい職種や業界を紹介していきます。

未経験の業界・職種に挑戦したいけど、まだ希望の業界・職種が絞り切れていない方や、決まっていない方は、ぜひ参考にしてください。

広告営業

営業は、未経験可の求人が多い職種になります。

人と人との関わりのなかで業務を進めていくため、マニュアル化しづらい仕事です。だからこそ、コミュニケーションスキルがあれば、未経験からでも十分活躍できる職種だといえるでしょう。

また、第二新卒は社会人としてのマナーも備えているため、営業で活躍できることを期待されます。

広告営業は、広告代理店などに所属します。広告を打つことで自社の製品を宣伝したいと考える企業と、広告枠を持つメディアとの橋渡しをする仕事です。

基本的に、広告業界での未経験からの転職は難しいと言われています。しかし、広告営業の職種ならば、十分チャンスはあるといえます。

IT業界

IT業界は業界全体で成長と拡大を続けていて、非常に市場規模が大きい業界になっています。近年のインターネットの急速な発展に伴い、とくにプログラマーなどのエンジニア職の需要が増大しています。

そのため、未経験からでも転職しやすい業界だといえます。

しかし、専門知識が多く必要とされる業界であるため、全くの未経験からであれば、事前にプログラミングの専門学校に通うなどして知識を習得しておくことが望ましくなります

もしも、事前に知識を得ることが難しいのであれば、学ぶ姿勢があることを強くアピールするようにしましょう。

コンサルタント

コンサルタントとは、企業が抱える悩みを聞きだして適切な対応策を提案することで、悩みを解決に導く仕事のことです。

経営上の問題を扱う経営コンサルタントや、システムを使って問題の解決を計るITコンサルタントなど、扱う業界や分野によって区分けがなされています。

第二新卒は、前職での失敗や経験があるため、新卒よりも顧客の悩みに寄り添いやすいということが強みになります。

コンサルタントはクライアント企業の内部にまで立ち入ることができるため、非常にやりがいがある職種だといえます。さらに、年収が非常に高く、さまざまなビジネススキルが身につくといった長所があります。

その反面、激務だったり人間関係がシビアだったりする特徴があります。 自分の能力に自信がある方や、最大限に能力を発揮したい方におすすめの業界だといえるでしょう。

未経験での転職を成功させるポイント

未経験での転職を成功させるポイント

最後に第二新卒が未経験での転職を成功させるポイントをいくつかご紹介します。ここで紹介するポイントを踏まえ転職活動をおこない、ぜひ第一志望への入社を実現させてください。

志望動機を明確にする

やる気や意欲をアピールするためには、志望動機が重要になります。なぜ未経験の業界・職種を選んだのかという点はもちろんですが、なぜこの企業を選んだのかという点まで分かるような志望動機を作成しましょう

下記に、未経験から転職する際の志望動機の具体例を紹介します。

例①事務職→営業職

前職では、事務職として勤務していました。話し好きで人に接することが好きという性格もあり、内勤の仕事ではなく営業職に興味を持ちました。その中でも、取引先を定期的に訪問し、信頼関係を築く貴社の営業の方の姿勢に強く惹かれました。前職では来社のお客様への対応を担当していましたが、笑顔での挨拶やご案内の際には、心地よい会話を大切にしてきました。定期的にご来社される方には名前も覚えていただき、良好な関係を構築することができました。社外だけでなく社内への対応においても、気持ちよく業務を受け渡しできるよう、笑顔での対応に努めてきたつもりです。前職で培ったこのコミュニケーションスキルは、貴社の営業の仕事でも発揮できると考えております。

例②事務職→システムエンジニア職

前職では、営業事務に2年間従事していました。顧客管理システムの導入により業務効率が改善した経験からシステム開発に興味を持ち、プログラミングの勉強を始めました。現在では、簡単なアプリケーション作りも行えるようになりました。システムエンジニアの業務は未経験ですが、身に着けたプログラミングスキルを、貴社での業務に活かせることができると考えております。

例➂接客業→経営コンサルタント

アパレル会社で、店長の仕事をしていました。お客様のニーズに基づく商品やサービスを提供することで満足度を高め、リピーターとなるお客様を増やすことができました。経営コンサルタントも、お客様の経営上の課題を解決し企業の利益の向上をサポートする仕事なので、前職で培った経営戦略の経験を活かせると考えております。

汎用性のあるスキルをアピールする

未経験だからといって、「何もできなくていい」というわけではありません。

電話対応や名刺交換など、社会人としての基本的なマナーを備えていることは当然のことになります。その上で、前職での経験で培ったスキルの中から、別の業界でも活かせるような汎用性のあるスキルをアピールする必要があります。

どこの業界でも役立つ汎用性のあるスキルといえば、コミュニケーション力パソコンスキルなどが考えられます。

しかし、ただ「頑張った」というだけでは、アピールポイントとしては弱いです。「頑張った結果どのような成果を挙げられたのか」という点まで述べることができると、説得力が強まります。

現在取り組んでいることをアピール

未経験領域で活かせるようなスキルや経験を身に着けていない場合は、新しい業界へチャレンジするために現在取り組んでいることをアピールしても良いでしょう

たとえば、以下のような内容はアピール可能です。

  • 資格の取得に向けて勉強を続けている
  • 業界研究を進めている

このように、現在取り組んでいることを具体的に述べることで、やる気や意欲の高さの裏付けにもなります。

まとめ

まとめ

第二新卒は未経験の業界・職種へと転職する大きなチャンスです。

企業は第二新卒に経験やスキルは求めていないため、未経験分野への転職のハードルは低くなっています。 その中でも、第二新卒が未経験からでも入りやすい仕事は以下のような業界・職種です。

  • 広告営業
  • IT業界
  • コンサルタント

第二新卒が未経験領域へと転職を成功させるには、やる気や熱意を見せることももちろん重要ですが、それだけでは通用しません。

未経験の業界においても活かせるスキルや現在取り組んでいることも、合わせてアピールするようにしましょう。

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小野進一

小野進一

この記事を監修した人 小野進一 株式会社ホールハート CEO

大学卒業後、大手クレジット会社、日本最大手の企業信用調査会社を経て宣伝会議へ転職。同グループ内で人材紹介会社の創業社長、宣伝会議取締役を経て、2008年ホールハート創業。広告業界に強力な人脈を持ち、2万人以上の求職者支援の実績。これまでのキャリアを活かした他業界への転職支援実績も豊富。人材業界20年の大ベテランで、裏表のない人懐っこい性格からファンも多い。圧倒的な経験と情報量を裏打ちとした、「人」と「人」を繋げるマッチングが持ち味。一般社団法人マーケターキャリア理事を務めている。 受賞 第7回 日本ヘッドハンター大賞(2014年度) 広告 部門 MVP 第8回 日本ヘッドハンター大賞(2015年度) 広告 部門 MVP DODA Valuable Partner 2018 BEST CONSULTANT賞

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