byプロテンMZ編集部
【決定版】転職活動のスケジュール管理法と時間の使い方をプロが伝授
転職を考えたときにまず気になるのは、応募から入社までにどれくらいの期間がかかるのか?や具体的なスケジュール管理方法。
在職中であれば、転職活動に注力できる時間は少なくなってしまうので、日々の時間管理も大きな転職成功の秘訣となるでしょう。
そこで今回は、転職活動で内定を掴むための具体的なスケジュール管理の方法を伝授していきます!
詳しくまとめたので、ぜひ転職活動の参考にしてみてくださいね。
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転職活動の流れは?
まず、転職活動の流れを確認しておきましょう。とはいえ現代では、転職活動といっても様々な方法があります。
そこでここでは、最もステップの多い転職エージェントを活用した場合を例に解説していきます。
まず、転職エージェントを活用した場合、転職活動で取るべき行動は以下の8ステップに分類できます。
- 転職系サービス登録(情報収集)
- エージェント面談
- 応募
- 面接
- 内定
- 退職交渉
- 引継ぎ~退職
- 入社
このような全体のプロセスや期間を意識せずに「とりあえず求人情報を見て…」と進めていくと、思わぬ落とし穴があるかもしれません。
それでは各行程をひとつずつ解説していきます。
ステップ1:転職系サービス登録
最初は準備と情報収集に力をいれていきましょう。まずは以下のことをしっかりさせることが必要です。
- 自分の強み
- 転職の目的
「自分の強み」とは、身につけたスキルや成功事例・数字で表せられる実績など。「転職の目的」は、仕事のやりがいや年収アップ・残業時間を少なくするといったことです。
ここをしっかりしておかないと、転職系サービス登録して求人情報を見ても絞りきれなくなってしまいます。
反対にこれらが明確になっていれば、先々判断に迷ったときに自分の道標になってくれるでしょう。
ステップ2:エージェント面談
準備と情報収集が終わり、方向性が明確になったら転職エージェントとの面談を行います。面談の際に、履歴書や職務経歴書があればスムーズでしょう。
さらに、その場で添削やアピールポイントのアドバイスを受けられますし、その後の流れもスムーズになります。
しかし、もし履歴書や職務経歴書がなく、十分な準備ができていない場合でも心配は要りません。その場合は、多くの転職エージェントはヒアリングで対応してあなたの魅力を引き出してくれるでしょう。
そうした面談を通して、希望の案件を絞り込んでいき、多くの求人から候補となるものをリストアップしていきます。
ステップ3:応募
リストアップした求人から実際に応募をしていきます。多くの人が躊躇してしまう段階でもありますが、実は担当のエージェントに応募の意思を伝えるだけで大丈夫です。
スキルや年齢にもよりますが、大手の転職エージェントだと、1つの内定を得るために20社程度の応募を推奨しています。
反対に中小や業界特化型のエージェントの場合は、企業と求職者のマッチングを重視し、数を絞っていく傾向です。
求人の選択肢を増やしつつも、マッチングを重視して両方から自分に合う選び方をしましょう。
ステップ4:面接
応募した企業の書類選考に通過したら次は面接です。この面接が在職中の転職活動で一番の正念場となります。
ある程度まとまった時間を確保する必要がありますし、一度決めた日程を変更するのも避けた方がベターです。
とはいえ、どうしても難しいときはエージェントや面接担当者に相談・日程に変更も不可能ではありません。
また、面接はあなたと企業がお互いに知り合う機会でもあります。仕事内容や企業文化といった部分で、どうすれば的確に答えが引き出せるかを考えて面接に望む必要があります。
改めて、ホームページや口コミサイトをじっくり研究して企業の情報を収集しましょう。
<面接で見た目が相手に与える影響について知りたい方はコチラ>
ステップ5:内定
内定が出たら、指定の期日までに回答をします。本命の企業からの内定であれば迷いはないかもしれませんが、そうでない場合は注意が必要です。
最初に決めた「自分の強み」と「転職の目的」を思い出したり、企業から求められる役割や給与・休日などの待遇を再検討したりして最終判断をしましょう。
また、本命以外の企業からの内定の場合、企業への「本命の企業の結果まで待って欲しい」といった打診は通じません。
そのように伝えたがためにその場で内定取り消しになってしまうケースもあります。そうなる前に、転職エージェントはあなたの相談役となってくれます。
あなたの気持ちを素直に伝えれば、可能な限り柔軟に対応してくれるでしょう。どちらにせよ、内定の返事は、少ない時間で後悔のない決定を求められる場面でもあるのです。
ステップ6:退職交渉
転職先に入社の意思を伝えたら、現職の直属の上司に退職の意思を伝える必要があります。
法律的には2週間前に伝えれば問題ないのですが、引き継ぎ期間を考慮してできれば退職希望日の1〜2ヶ月前に伝えたいところです。
このときには以下のことが大切になります。
- 退職の意思をはっきりと
- 上司が忙しくない時間帯を見計らって
- 人目につかない場所で話す
一般的に企業にとって退職はネガティブなイメージがあるものです。
必要以上に同僚に知られないような気遣いができるかどうかも、円満な退職交渉につながっていきます。
<転職の面接で不利にならない退職理由の伝え方を知りたい方はコチラ>
ステップ7:引継ぎ~退職
上司の承認が取れたら業務の引き継ぎを行います。後任者がいない・他に適任者がいない場合は、業務内容をまとめて一旦上司に引き継ぐようにしましょう。
このころには転職先の入社日は決まっているので、その入社日をずらすことがないように円滑・正確に引き継ぎをしていきます。
また、退職後に受け取る雇用保険被保険者証や源泉徴収票といった書類は、遅かれ早かれ転職先で提出します。
もちろん、書類はすぐにもらえるものではありませんが、事前に伝えておくことで担当者の抜けや漏れの防止になります。
また、会社から支給されている社員証やセキュリティカードなどは忘れずに返却しておきましょう。
ステップ8:入社
無事に退職できたら、最後は転職先への入社です。可能であれば、入社までに有給休暇の消化もしておきましょう。
転職先での勤務にあたって必要なことを勉強しておくのもいいですし、次に備えてしっかり身体を休めるのもいいですね。
転職活動はスケジュール管理が重要
このようなスケジュールで転職活動は進んでいきますが、大事なのはこのスケジュール管理です。
在職中の転職活動は限られた時間を有効に活用しなくていけませんし、就職活動ともまた違った内容です。
このように、時間が非常にタイトな中での転職を成功させるための秘訣として、以下の3つを解説していきます。
- 転職活動開始から内定までの期間の目安
- 転職活動の期間が長引く原因
- 限りある時間を有効に使う
これらを理解した上で、スケジュールを立てて行動できるようにしましょう。ひとつずつ説明していきます。
転職活動開始から内定までは6ヶ月
転職活動開始から内定までの期間は6ヶ月程度と言われています。先程のステップ1からステップ8までの目安となる、期間の割り振りの例は以下のようなものです。
転職系サービス登録(情報収集)
|
1週間
|
エージェント面談
|
2週間
|
応募
|
2週間
|
面接
|
9週間
|
内定
|
1週間
|
退職交渉
|
1週間
|
引継ぎ~退職
|
4週間
|
入社
|
2週間
|
やはり、面接期間が長くなっており、実際に面接に行くペースは週1~2回程度が目安です。
もちろん、人によって使える時間は異なるので、もっと早い方もいればさらに長くなってしまう方もいるでしょう。
とはいえ、この目安を理解していれば、転職活動の戦略も立てやすくなります。
転職活動の期間が長引く原因
中には、転職がなかなか決まらず1年以上転職活動をしている方もいます。もちろん「現職が忙しい」「特に急いではいない」といった場合は、転職活動が長引くこともあります。
しかしそうではない場合は、転職活動が長引けば長引くほど活動資金も減っていきますし、精神的にも辛いものです。
転職活動の期間が長引く原因としては、先程もお伝えしたように、1社ずつ順番に応募しているケースがあります。
書類選考にも時間がかかることがありますし、1社ずつの応募だと多くの時間のロスにつながるでしょう。
一方、同時に応募したことで面接が重なると、スケジュールをうまく組むことができず、面接が先延ばしになってしまうケースも多く聞かれます。
そうなると、必然的に転職活動は長引いてしまいますよね。転職活動の必勝法を挙げるならば、上手にスケジュール管理をすることといえるかもしれません。
限りある時間を有効に使う
在職中の転職活動はとにかく時間が足りません。普段の仕事をこなしつつ、転職活動を両立させるのは難しいものです。
いざ転職活動を始めてみると、思っていたより時間がないと感じるかもしれません。さらに、内定が決まってからも引き継ぎや残務処理に時間を費やす必要があります。
ここでうまく引き継ぎや残務処理まで含めてスケジュール管理ができないのは、トラブルのもとです。
そこまで含めて転職活動では、時間を有効に使った計画的なスケジュール管理が求められるといえます。
転職活動を成功させる有効な時間の使い方
このように、転職活動では、限られた時間を有効に使って計画的スケジュール管理をすることが必須です。
ここからは、転職活動を成功させる有効な時間の使い方について説明していきます。ポイントは以下の3つです。
- 優先事項を決めておく
- 面接日程を企業に合わせすぎない
- スキマ時間を最大限に活用する
ひとつずつ解説していきます。
優先事項を決めておく
まず、優先事項を決めておきましょう。たとえば、以下のような方法があげられます。
- 会社の飲み会参加はなるべく断る
- だらだらとスマホゲームをしない
自制に近いものがありますが、とにかく在職中の転職活動は時間がありません。
現職で働くときは集中して働き、転職活動に集中するときは集中するといったように一日のなかで優先すべきことを決めておきましょう。
面接日程は企業に合わせすぎない
面接日が決定していなければ企業に合わせすぎないことも大切です。日程が決定している場合は約束を守る必要がありますが、決定前なら無理に合わせる必要はありません。
1日に複数社の面接を入れてしまうと、2社目・3社目と進むうちに疲れてしまい、本来のアピールも十分にできなくなってしまうでしょう。
なるべく、1日に詰め込まず、分散したスケジュールにしておいた方がベターです。企業の担当者も在職中であれば、時間や日程に融通をきかせてくれることも多くあります。
スキマ時間を最大限に活用する
上記を徹底した上で、スキマ時間を最大限に活用しましょう。通勤時間でも、スマートフォンやタブレットを活用して応募先の候補を見つけたり、企業のリサーチをしたりするのも可能です。
超満員の電車でも、面接のイメージトレーニングや今後の転職活動の戦力を練ることはできます。
もし夜遅くまで転職活動をしているのなら、仮眠を取ってもいいでしょう。
スキマ時間に何をしたか、何に使ったかを自分自身が納得できるような行動を心がけるべきです。
逆算スケジュールで効率化できる
ここまでで、スケジュール管理と時間を有効に使うことの大切さをお伝えしてきました。その上で、ぜひ転職活動に取り入れていただきたいのは「逆算スケジュール」です。
これは「今週はこれをやって、来週は…」といった時系列の計画ではなく、最初に入社日を決めてしまう方法。
まずゴールを決めてしまう方法、と言い換えることができます。逆算スケジュールは、ちょうど先ほど説明したステップを逆走するようなかたちで組んでいきます。
そうすると、以下のような効果が見込めるでしょう。
- 焦って転職先を見つけなくて済む
- 行き当たりばったりの活動をしなくて済む
- スケジュールの全体像が見えるので計画に修正がしやすい
ゴールが決まっていると、嫌でもスケジュールの進捗を意識するようになるもの。
ゴールから比較して遅れがちであれば、早い段階でテンポ上げることもできますし、じっくり理想に近い企業を見つけることもできます。
焦って転職先を見つけることがなければ、短期間に転職を繰り返すといった事態も最小限にできますよね。
まとめ:スケジュール管理が内定への近道
ここまで様々な転職活動に必要な、スケジュール管理方法と時間の使い方についてお伝えしてきました。
転職は人生を左右するものですし、なかなかうまくいかないことも多いもの。その部分に心配がある方は、転職エージェントの活用をおすすめします。
一人で転職活動をしていると、最新の情報はなかなか入ってこないですし、簡単に職場の同僚や上司には相談できないですよね。
転職エージェントは、逆算スケジュールでアドバイスしてくれますし、困ったらすぐに相談可能です。
なるべく早く、自分にピッタリな企業から内定をもらいたいと考えているなら、一度転職エージェントの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
広告・IT/Web業界を得意とする私たち「プロの転職」も、そのような転職エージェントの1つです。
スケジュール管理に関しても積極的にサポートしていますので、いつでもお気軽にご相談ください。
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