byプロテンMZ編集部
マネジメントするって大変!管理職に多い悩みと解決策とは?
マネジメントをすることは、組織として業務を行ううえで非常に重要なことです。各所でグローバル化が進み、会社が取る戦略は複雑化しています。
そんな中、会社の方針に従って部下を導き業務を遂行する管理職の責任は重大です。そして、管理職がマネジメントをする時の悩みも多岐にわたり、その悩みを解決することが、健全な組織運営のためには欠かせないことになります。
そこで、管理職の悩みについて、解決策と合わせて紹介していきます。
新人管理職の負担が大きい
まず挙げられるのは、新人管理職の負担が大きいという悩みです。業務を行う上で、短期目標と中期目標を共に高いレベルで達成することが求められる中、新人管理職は自身のキャパシティーを超えることがあります。
また、仕事量が多く、管理職自身もプレイヤーとして業務を行ってしまい、部下のマネジメントが手薄になることもあります。
マネジメントのお手本が身近にいない
次に挙げられるのは、社会的環境の変化により身近な管理職像を見る機会が少ないという悩みです。以前、不景気などを理由に多くの企業で新入社員の採用を抑える時期がありました。
その結果、若手が少なく年長者が多いという組織構造になる企業が多くなりました。すると、中堅社員は新人を教育する機会が少なくなり、人を指導する経験をあまり積まないまま管理職に昇格するという状況になってしまいました。
そういった擬似的なマネジメント経験が無いために、マネジメントに必要な能力が身につかず、成果を上げるために人を動かすという意識も育ちにくくなっています。
「部下」の多様化
他に挙げられる悩みは、部下の多様化です。社内の雇用形態が様々なため、正社員・契約社員・派遣社員など雇用のされ方が社員によって違っています。
また、グローバル企業であれば多国籍な社員が在籍しています。 更には、定年後の再雇用などにより、以前は自分をマネジメントしていた人が部下になる可能性も出てきています。
そこで、管理職は部下の状況や様々な事情を認識し、それぞれに合わせてフォローして導くことが必要になってきています。
管理職はコミュニケーションを大切に
また、新人管理職だけではなく、ある程度経験を積んできても悩みは出てきます。
仕事のできる人にたまに見受けられますが、一部の部下に自分の意図することが伝わらないことがあります。複数人の部下がいる場合、殆どのメンバーには適切に指示が伝わり、上手く業務が回っています。
しかし、一部の部下には自分の意図することが伝わっていないのか、うまくPDCAを回せていないことがあります。
他に中間管理職という視点で見ると、上司と部下の板挟みで辛いという悩みもあります。部下は、役職の高い上司よりも中間管理職の方が身近なため、悩みを相談しやすい場合があります。
業務の悩みだけではなく、今の仕事ではなく自分のキャリアを優先したいという内容や、会社はもっと自分を評価すべきだという内容など、悩みは様々です。
さらに上司からは、そのような状況をフォローするのが管理職の役割であるため、適切に対処するようにと言われ、その先は中間管理職に全て任されてしまうことがあります。
話し方も重要で、討論のように正論で相手を丸め込もうとするのではなく、相手の目線に立って話をします。そうすることで適切に状況を確認し、打ち明けてきた悩みの裏にある真の問題に気づくことがあります。
逆に、さほど悩むほどのことではないので、まずは部下が自らの仕事に注力するだけで大丈夫だというフォローができるかもしれません。
さらに、状況が適切に確認できたことで上司にフィードバックをして、必要な対策をとってもらうよう依頼することが可能になります。
上司も部下の悩みをそのまま伝えただけでは動いてくれなくても、中間管理職が適切に状況を把握することで事の深刻さに気づいて、何らかの対策をとってもらえるかもしれません。
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