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業界ナレッジ

by小野進一 小野進一

Webデザイナーは情報サービス業!?具体的な仕事内容とその将来性について

制作会社や広告代理店を問わず、Webメディアに関する職種の求人ニーズが高まっています。様々なモノのデジタル化が進んでいる時代。今後もWebやインターネットの需要が高まっていくことは、疑いもない事実と言えるでしょう。
新聞や雑誌など紙媒体の広告費は、横ばい・減少傾向にあります。それに対し、Webメディアはテレビの次に広告費がかけられたメディアにまで成長してきています。このことからも、その必要性と将来性を感じることができます。
そんな需要が高まりつつあるWebメディアでの業務を行う職業が、Webデザイナーです。
しかし、Webデザイナーとは、いったいどのような職業なのでしょうか?
今回は、Webデザイナーという職業を掘り下げるために、現役のデザイナーである筆者がじっくりと解説していきたいと思います。

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Webデザイナーは「情報サービス業」

Webデザイナーは「情報サービス業」

「Webデザイナー」という職業は歴史が浅いため、「具体的に何をする職業なのかよくわからない…」という方が多いのではないでしょうか。

Webデザイナーとは

Webデザイナーとは、その名のとおりWebサイトのデザインをする人のことです。

PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトを使用して、Webサイトのデザインを行います。

さらに、そのデザインをもとにHTMLやCSSなどの言語を使用して、実際にWebサイトの制作も行います。

Webデザイナーは「情報サービス業」

Webデザイナーにとってメインの仕事は、デザインだと思われがちです。

しかし、それは違います。Webデザイナーはクリエイティブ業ではありません。Webデザイナーは「情報サービス業」なのです。

接客業のようなサービス業では、顧客の満足を得ることが大前提ですよね。

実は、Webデザイナーでもそれは同じなのです。顧客に対してデザインというサービスを提供し、満足を得ることが前提になるのです。

日々スキルの更新が求められるWebデザイナーの仕事

日々スキルの更新が求められるWebデザイナーの仕事

2000年頃から世界的なIT革命が始まり、Web業界は他業種と比較すれば恐ろしく速いスピードで日々変化を遂げています。

それに伴い、Webデザイナーの仕事にも、変化が求められるようになってきています。

多岐に渡るようになった業務内容

10年以上前のWebデザイナーなら、ディレクターからの指示のもと、ワイヤーフレームを作ったりデザインをしたりなど、分業に終始することができていたかもしれません。

しかし、2015年頃になると、コーディングがWebデザイナーの主な業務へと変化してきました。

さらに、Webページのデザイン、企画設計やコーディングなど、Webデザイナーの業務内容は多岐にわたるようになってきています。

さらに、近年ではサービスの売り上げやクライアントの成果に貢献することも求められているのです。

日々トレンドやスキルを更新

特にCSSに関しては、Webデザイナーの必須スキルとなってきました。さらに、jQueryやWordPressなどの普及により、これらのツールの重要性も上がってきています。

近年ではJSフレームワークの登場により、HTML、CSS、JavaScript、などを使いこなすフロントエンドの知識が重要視される傾向にあります。

また、バージョン管理システムであるGitの需要も高まり、WebデザイナーにもGitの利用が求められるケースも増えてきました。

このような背景をみると、Webデザイナーは新たなツール・フレームワークの登場に合わせ、日々トレンドやスキルを更新し続ける必要があることが分かります。

必要とされる能力とニーズの変化

Webデザイナーとエンジニアの境界線は、今後薄くなっていくと考えられます。

なぜなら、Webデザイナーにも下記のような2つの能力が大きく求められるようになるからです。

  • コーディング知識
  • コミュニケーションスキル

この2つの能力が大きく求められていく事になるからです。順番に見ていきましょう。

コーディング知識は必須レベルになる

元々は、ビジュアルをデザインする「デザイナー」と、システムを構築する「エンジニア」は、異なる職業とされていました。

しかし、ひと昔前の静止画ベースのWebサイトからは一転。現在は、インタラクティブな演出やモーショングラフィック、マイクロアニメーションなど、デザインとコーディングが密接に関わる部分が増えてきていますよね。

そのような背景から推測すると、今後Webデザイナーは、ある程度のコーディング知識はもはや必須レベルとなってくると考えられます。

コミュニケーションスキルも重要

また、センスのあるWebデザインをする能力はもちろんですが、ユーザーを意識した機能性・視認性を高める能力も求められてくるでしょう。

商用サイトが提供するサービスや情報の種類、コンテンツの意図などを理解した上で、最適なデザインを提案する必要があります。

そのためには、クライアントとコミュニケーションをとることも重要であり、高いコミュニケーションスキルは仕事の幅を広げる最強のツールにもなるのです。

Webデザイナーになるには?

Webデザイナーになるには?

Webデザイナーになるには、さまざまな方法があります。しかし、自分の経験やスキルによって、その選択肢は変化していきます。

まずは経験を積むことから

最初からフリーで働くWebデザイナーも多いです。しかし、まずはWeb系の制作会社に入社して、経験を積むことが一般的です。

それ以外にも、自社でWebサービスを展開している企業やベンチャー企業などに入り、経験を積むのも良いですね。

最近では、Webデザイナーの求人の需要が高まり、「未経験可」のケースも増えてきました。とはいっても、経験を積んで、ある程度の基礎知識を身につけておくに越したことはありません。

スキルを身につけておこう

Webデザイナーはビジュアルデザインを含め、UIデザイン、情報設計、体験設計など、幅広いスキルが必要です。

そのため、 企業によってWebデザイナーに求めるスキルや役割に違いがあります。

自分が経験してきたことや、やりたいことがどの領域に当たるのか、転職する際には十分チェックしておきたいところです。

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年収の現状

転職関連のクチコミ情報を提供する転職会議によると、Webデザイナーの平均年収は350万円前後といわれています。

もちろん、持っているスキルによって給与のベースは変わります。高いニーズのあるスキルを持った人なら、年齢や経験年数に関わらず平均以上の給与を貰っている人も多く存在します。

年収はスキルの需要と供給で変わる

インターネットで検索すればいくらでも情報が出てくるので、現代はWebデザインを非常に学びやすい環境です。

そのため、以前に比べてWebデザイナーへの参入のハードルが下がっています。

さらに、IT業界からWebデザイナーへ転職する人も増え、競争率の高さが急上昇。

スキルと人が飽和すれば、制作単価や平均給与が下がっていくのは必然です。そのため、市場での需要が高いスキルを持っていないと、平均年収を超えることは難しくなるでしょう。

需要のある場所に行くという手もあり

誤解のないように補足しておくと、利益に直結しなければ、どんなに高度なスキルを持っていたとしても給与はそれほど上がりません。

ただし、その企業が必要としているニーズの高いスキルを持っていれば、給与アップに直結します。

自分の持っているスキルを武器に、需要のある場所に行くという方法をとれば、平均年収を超えていくことも難しくないでしょう。

キャリアパスは大きく分けて3種類

働く上で気になるのが、将来性。ある程度の年齢になれば誰でも気になる部分ですが、一体どのようなキャリアパスがあるのでしょうか。

キャリアパスには、大きく分けて次の3つの選択肢があります。

①Webデザイナー上位職へ

これまでのWebデザインの知識を活かし上位職であるWebディレクタープロジェクトマネージャーへと進む、というパターンです。

情報設計のプロとして、Webデザイナーをまとめつつ、事業KPIの達成のため、スケジュールや工数管理を行うのがこの役職の仕事です。

人を動かすための能力や交渉力・バランス感覚が重要となってきます。

②視覚表現のスキルを磨く道へ進む

デザイナー的スキルを極めていく、というパターンです。例えば、アートディレクタープロジェクトマネージャーがあります。

視覚表現分野の責任者となり、デザイナーの総括を担当します。こちらもWebディレクター同様、コミュニケーションスキルが重要になってくるでしょう。

③ITエンジニアに進む

Webデザイナーとして得たスキルを活用し、ITエンジニアの道を極めるパターンです。

例えば、ユーザー体験を演出するUI/UXデザイナーや、インターフェイスを構築するマークアップエンジニアなどのスキルを極めます。そして、最終的にはフロントエンジニアを目指します。

コーディングが何より好きで、技術面を極めていきたいと考えるWebデザイナーにおすすめです。

今後のWebデザイナーとしての生存戦略

ますます競争が激化すると考えられる、Webデザイナー。今後もWebデザイナーとして生き残るためには、戦略が必要になります。

シンプルな「強み」を持つ

今後Webデザイナーとして生きていくのならば、シンプルな「強み」を持つべきです。

だれにも負けないようなコアスキルを持っていることが、自分のウリになりますし、自信にもつながっていきます。

さらに、「自分にはどんなスキルがあり、それがどうサービス向上をさせるのか」を論理的に説明できる能力があれば最強です。 

スキルの掛け合わせ

さらに、コアスキルとサブスキルを組み合わせた、スキルの掛け合わせも強いですよね。

例えば「SEOの知識×デザイン」であれば、アフィリエイト業界に強いWebデザイナーになれます。強みが曖昧なWebデザイナーよりも、企業からの評価がグッと上がるはずです。

また、「デザイン×Webマーケティング」ならば、サイト運営を丸々任せられるWebデザイナーとして、需要が増加することでしょう。

Webデザイン業界は、「これを学んでおけばOKです」といったような簡単な世界ではありません。しかし、逆に考えれば変化に柔軟に対応できる人は向いている職種といえます。

まとめ

インターネットが生活の隅々にまで浸透してきている現代。

Webサイトの制作は、あらゆるビジネスにおいて必要不可欠になっていて、今後も需要が伸びていくと考えられます。

まだまだ成長過程のIT業界、Webデザイナーは、これからも様々なシーンで活躍できる可能性のある仕事といえるでしょう。

それでも、先行き不安なこの時代…

Webデザイナーとしてのキャリアに関して悩まれた際は、お気軽にプロの転職コンサルタントにご相談ください。

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小野進一

小野進一

この記事を監修した人 小野進一 株式会社ホールハート CEO

大学卒業後、大手クレジット会社、日本最大手の企業信用調査会社を経て宣伝会議へ転職。同グループ内で人材紹介会社の創業社長、宣伝会議取締役を経て、2008年ホールハート創業。広告業界に強力な人脈を持ち、2万人以上の求職者支援の実績。これまでのキャリアを活かした他業界への転職支援実績も豊富。人材業界20年の大ベテランで、裏表のない人懐っこい性格からファンも多い。圧倒的な経験と情報量を裏打ちとした、「人」と「人」を繋げるマッチングが持ち味。一般社団法人マーケターキャリア理事を務めている。 受賞 第7回 日本ヘッドハンター大賞(2014年度) 広告 部門 MVP 第8回 日本ヘッドハンター大賞(2015年度) 広告 部門 MVP DODA Valuable Partner 2018 BEST CONSULTANT賞

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