カテゴリー

プロテンをフォローして最新情報をチェック!

プロテンをフォローして最新情報をチェックしよう!


業界ナレッジ

by小野進一 小野進一

マーケティング職のキャリアプラン!CMOの有無でキャリアパスはこんなに違う

マーケターがマーケティング領域でのキャリア構築を考える場合、キャリアの組み立て方において重要な要素になるのが、自分の勤務する企業がCMO(Chief Marketing Officer、和訳:最高マーケティング責任者)職を置いているかどうか?という点です。

実際に、CMOの有無によって企業におけるマーケティングの捉え方や、マーケター自身のキャリアパスが大きく異なってくるからです。

では、具体的にはどのように異なってくるのでしょうか?メーカーでの実際のキャリアアップ例と転職ケースを取り上げながら、マーケターのキャリアの選択肢について解説します。

 

 

※各広告代理店、事業会社の採用状況も下記よりご覧いただけます。

 

電通グループの求人

博報堂の求人

ADKの求人

サイバーエージェントの求人

 

事業会社(大手外資化粧品会社等)の求人

 

 

 

【この記事の想定読者】

  • CMOを目指している方
  • オンライン・オフライン問わず幅広くマーケの経験を積みたい方
  • 働き方を改善したい、給与を上げたい方
  • 成長率の高い企業へ転職を検討している方

プロの転職

 

自分の勤務する企業にCMO職は置いてありますか?

企業が展開するマーケティング施策を全体的に統括しているCMOは、米国の企業に置かれている場合が多い幹部役員職です。

日本国内でも今後増加すると予測されていますが、現時点では外資系もしくはネットビジネス系の企業の他には、あまり見られません。

通常、CMOを設置している企業では「売れる」仕組み作りとしてマーケティングを捉えています。

このような企業のマーケティング部門は、市場調査をはじめ製品の企画や開発、生産や営業、そして宣伝に至る行程に深く関わっています。

つまり、顧客の目線で考えた時に、より魅力的な製品になるようにブレーンとして機能しながら各工程を導いている訳です。

このタイプの企業では、企業の経営全体にマーケティングが与える影響が大きいため、全社的なマーケティングを統括する目的でCMO職を置いていると言えるでしょう。

CMO職までの道のりは4ステップ

さて、CMO職を設置している企業の場合、具体的なキャリアパスの一例としては以下のようなものが考えられます。企業によってマーケターのキャリアパスが異なってきますが、ここでは消費財メーカーの例を取り上げます。

まず、消費財メーカーのマーケターが目指す最初の役職は「ブランドマネージャー」です。

最初のステップ:ブランドマネージャー

「ブランドマネージャー」とは、簡単に言えばブランドの責任者です。ブランドに関連するマーケティング戦略はもちろん、ブランディング戦略に関わる管理を行います。

市場調査や製品開発、販促活動まで全てのマーケティング施策に関わる立場なので、ブランドマネージャーの能力がその企業のブランドが成功するか否かの鍵を握っていると言えます。

優れたブランドマネージャーになりたいのであれば、マーケティングに関する知識に加えて、ブランドの責任者としての心構えが重要です。

ブランドマネージャーは企画および開発、営業や宣伝などの他の部門と協力し合って、製品をゼロから生み出して育てていく立場にあります。

当事者意識を持たずに、重要な局面で仕事を他人任せにするマネージャーには、他のスタッフがついて来なくなるでしょう。その意味でも、しっかりとした心構えを持つ必要があります。
企業においてブランドはまさに資産。ブランドマネージャーは、経営者の視点に立ってブランドが持つ価値を高め、経営戦略を推進して達成する役目を担っています。

第2ステップ:マーケティングマネージャー

商品の戦略を練るブランドマネージャーでマーケターとしての経験を積んだら、次のステップでは企業の全体的な利益拡大を目指す「マーケティングマネージャー」に就きます。

第3ステップ:マーケティングディレクター

3つめのステップでは、調査およびブランドマネジメント、広告宣伝活動などのマーケティングに関連する分野を全般的に管理する「マーケティングディレクター」に就きます。

第4ステップ(最終ステップ):CMO

「CMO職」に至ります。 ちなみに、外資系メーカーなどでは消費者について熟知しているマーケターの出身者がCEO(最高経営責任者)に就任するケースが多く見られます。

その他の選択肢は?

独立や転職という選択肢も

この他に、マーケターとしてのスキルをある程度身につけた時点で、マーケティング戦略の強化を目指している中小企業にCMOの待遇で転職するキャリアパスも選択可能です。あるいは、マーケティングコンサルタントという形で独立するケースも考えられます。

一方で、CMO職を設置していない企業では、マーケティングを広告宣伝として捉える傾向があります。従来の日本企業は、その多くがこのタイプでした。

これらの企業では、マーケティングが関連する領域は、広告および宣伝分野に限られるため、CMOを設置する必要がありません。

そのため、このタイプの企業は殆どの場合、ブランドマネージャー職を設けていてもそれ以降の上級職は置いていない傾向が高いです。

したがって、CMOを設置していない企業に勤めている人がマーケターとしてさらなるステップアップを目指したいなら、転職が選択肢にあがってきます

転職先の候補

転職先の候補としては、下記のようなところが考えられます。

  • 広告代理店における企画マーケティング部門
  • マーケティング戦略を重要視している外資系企業
  • インターネットビジネス系の企業

ただし、競争率が比較的高くなっている外資系企業に転職したいと考える場合は、ある程度の準備をしておく方が無難です。

例えば、まずインターネット広告代理店あるいはWebマーケティングの企業に転職してデジタルマーケティング技術を身につけたり、MBOを取得するなどの方法ですね。

新たに転職した勤務先で実績を重ね、十分なキャリアを積んでからスペシャリストとして独立するケースも考えられますので、一つひとつステップアップしながらマーケターとしてのキャリアパスを組み立てていきましょう。

 

 

 

 

この記事を読んだ方におすすめ

マーケティングにまつわるコラム・インタビュー記事の一覧(まとめ)

運用型広告におけるスキルの市場価値と、転職した次のキャリアの選択肢とは?

広告/マーケティング・IT業界の転職支援に強いエージェントサービス「プロの転職(旧:シンアド転職エージェント)」では、キャリアの志向性や実現したいことなどを丁寧にヒアリングさせていただいた上での「一分の一」のマッチングを目指してご提案しております。

<プロの転職が選ばれる3つの理由>

1.10年以上続く業界特化型サービスで、社長、役員クラスとの強いパイプを保有。他にはない良質・限定案件やオープンポジションが多数。

2.対応するコンサルタントは、豊富な業界経験を持つプロフェッショナル。業務レベルであなたを理解しポテンシャルを提案できるため、条件交渉も強い!

3.ただ提案するだけでは終わらない。面接同席やレジュメ添削など、あなたの大切な転職活動を徹底フォロー!

 

キャリアのご相談はこちらから(無料登録)

<こんな方におすすめです>

  • 専門性が高く業界に特化した担当者に相談したい
  • マッチング精度重視。本当に魅力を感じる企業にだけ応募したい
  • 適切な意思決定をするために、スピード感も大事
  • 転職した後のキャリア・年収レンジまで考えた提案が欲しい
  • いま転職するのは正しいのか?メリット・デメリット両方提示してほしい

業界経験豊富なコンサルタントが、無料であなたにあった求人をご提案いたします。広告/マーケティング・IT業界での転職をご検討なら、まずは「プロの転職」にご相談ください。

 

キャリアのご相談はこちらから(無料登録)

小野進一

小野進一

この記事を監修した人 小野進一 株式会社ホールハート代表取締役CEO

大学卒業後、大手クレジット会社、日本最大手の企業信用調査会社を経て宣伝会議へ転職。同グループ内で人材紹介会社の創業社長、宣伝会議取締役を経て、2008年ホールハート創業。広告業界に強力な人脈を持ち、2万人以上の求職者支援の実績。これまでのキャリアを活かした他業界への転職支援実績も豊富。人材業界20年の大ベテランで、裏表のない人懐っこい性格からファンも多い。圧倒的な経験と情報量を裏打ちとした、「人」と「人」を繋げるマッチングが持ち味。一般社団法人マーケターキャリア理事を務めている。 受賞 第7回 日本ヘッドハンター大賞(2014年度) 広告 部門 MVP 第8回 日本ヘッドハンター大賞(2015年度) 広告 部門 MVP DODA Valuable Partner 2018 BEST CONSULTANT賞

SNSで記事をシェア