これだけは知っておきたい「転職」の基本20選
6.転職に失敗しないためには?転職後に活躍できる職場選びと活躍できる人の特徴を紹介!
転職活動に失敗して、あまり働きたくない職場で働くことになってしまう人も少なくありません。そこで、転職活動に失敗しないためには、しっかりとポイントを押さえたうえで転職活動に取り組むことが重要です。また、世間から評価の良い職場に転職できても、なかなか転職先で活躍できずに転職に失敗したと感じる人もいます。そこでここでは転職に失敗しないコツと転職先で活躍できる人の特徴を紹介します。
転職活動に失敗しないコツは?
一般的に転職をするには3年以上の実務経験が求められることから、新卒でない限り最低でも1つの職場で3年以上勤務したうえで転職するのが転職活動における常識です。そこで、自分に合わない会社に入社してしまった場合、3年間仕事を続けないと仕事が続かないと判断され、なかなか転職先が見つからない状況に陥ってしまう可能性があります。そうならないためにも、まず転職活動に失敗しないためのコツを見ていきましょう。
#自分の実力を過信しないことが大事
特にキャリアアップの目的で転職をした人にこの傾向があります。ワンランク上の難易度の仕事に挑戦したい気持ちもわからなくはありませんが、基本的に企業が中途採用枠の応募者に求めるのはチャレンジ精神よりも即戦力となることができるスキルです。そこで、実力を過信して面接などの際に少し話を盛ったり、未経験の仕事に対して自信満々に取り組もうとしていたりすると、いざ仕事に取り組んでみて、自分が対応できないレベルの仕事だったというケースは少なくありません。
そこで自分の実力を知るためには、自分で自分を客観的に見て自己分析をすることだけでなく、他の人からどれくらいの実力か聞いてみた方が確実と言えます。ただし、転職することを職場に知られてしまうと人間関係に影響が出ることから、上司や同僚などには聞きにくいでしょう。そんな時は転職エージェントに申し込み、キャリアコンサルタントから自分の実力がどれくらいのものか聞いてみるのがおすすめです。特にハイランク向けの転職エージェントだとスキルチェックが厳しめなので、転職市場における自分の正しい実力を把握しやすいでしょう。
#転職先が決まってから退職しよう
転職活動に失敗する人が多い理由が、転職先が決まる前に退職してしまい、急いで仕事を見つけなければいけないという状況に陥ってしまったというものです。しかし、先ほど解説したように、基本的に転職したら3年は勤務し続けるべきでしょう。そこで転職してすぐに会社を辞めてしまうと、その後の転職活動に響いてしまう可能性があります。そのため、転職する場合は思い付きで実行に移すのではなく、転職活動のスケジュールを立てたうえで進めるのが良いでしょう。
また、どうしても急いで転職しなければいけない状況の場合ほど、客観的に自分を見ることができなくなりがちです。そのため、急いでいる時こそ必ず転職に関して転職エージェントなどに相談し、第三者の意見を聞きましょう。
#内定が出たら必ず就労条件を確認しよう
内定が出たら転職活動がほっとして油断してしまいがちです。そのため、内定が出て労働契約を結ぶ際に、契約書を読み飛ばしてしまう人もいます。しかし、ブラック企業だと気づかれないように転職サイトなどに掲載している情報と契約書の内容が異なることがあります。そのため、就労条件を隅々までしっかり読んだうえで労働契約を結びましょう。そうすることで、ブラック企業を回避することができます。
#お金に余裕を持とう
転職活動を急いで失敗する理由の1つとしてお金に余裕が無いという理由が挙げられます。特に若い人ほどその傾向が強いでしょう。しかし、お金が無いからと言って転職活動を焦ってしまうと、待遇の悪いブラック企業に入社してその後給料が増えないなどといった悩みを抱えることになってしまいます。そのため、転職活動をするにあたっては最低でも20万円は貯金したうえで始めるべきでしょう。
また、一旦失職したら失業給付金制度を利用することができます。この制度で受け取れる金額は大体働いていた時に受け取っていた給料の5割~6割程度ですが、一切給料が入らない状態よりは断然良いでしょう。失業給付金はハローワークにて申請できるので、お金にも心にも余裕を持つためにこのような制度を活用しましょう。
転職に成功して活躍できる人の特徴を知ろう!
せっかく時間をかけて転職したのに、転職先で活躍できないという事態は避けたいでしょう。そこで、どんな人が転職活動を成功させ、転職先で活躍しているのかも把握しておきましょう。
#自分のことをしっかり理解している人
客観的に自分を理解することができていないと、本当に自分がやりたいことがどんなことなのかがわからないので、転職に失敗してしまう可能性が高いです。そのため、転職するにあたっては、安易に「この仕事・職場は自分に合う」と考えずに、自分はどんな人間なのか、自分の得意なことはどんなことなのかなどを冷静になって整理したうえで、転職する企業を決めましょう。
#幅広い視野で物事をとらえることができる人
転職活動をするにあたってはタイミングも重要になります。景気が悪くなってしまうと企業も採用に対して消極的になるうえに、契約時の給料も相場より安くなる可能性が高いので不利な状況で転職活動を行うことになってしまうでしょう。また、志望する業界がこれから発展していく見込みがあるのか、トレンドはどんなものなのかなどといった点も重要です。このように転職活動をするにあたっては、志望する会社だけでなく、世界で起こっている幅広い物事を把握したうえで取り組む必要があります。それに、就職後も色々な人と仕事をする際に視野が広い人は重宝されるので、幅広い物事から冷静に状況を判断できる人を目指しましょう。
#実際に転職した時の自分をしっかりイメージできる人
転職してみて思っていたのと違ったと感じるということは、転職時の自分をしっかりイメージできていないと言えるでしょう。そこで、転職時の自分をイメージするには、自分の経験からイメージするだけでなく、転職先の企業や業界について入念に情報収集を行って分析することも重要です。入職後も先のことを具体的にイメージしたうえで仕事に取り組める人は、仕事で活躍することができるので、客観的な分析力の高い人を目指しましょう。
#思い切って行動に移せる人
やはり何をするにあたっても取り組み方が中途半端だと失敗してしまいます。転職活動においても同様であり、一切転職前の企業に対して未練を持たずに、思い切って転職活動に取り組むことが重要です。また、考えるだけでなかなか思っていることを人に伝えたり、実行できなかったりすると何も始まらないでしょう。そこで考えたことを思い切って実行に移すことができる人は、転職活動だけでなく入職後もリーダーシップに長けている人として活躍できる人が多いです。
#目的意識を持って物事に取り組める人
転職するにあたっては、自分が「どうして転職したいのか」「どうしてその企業に入社したいのか」と目的をはっきりさせることが重要です。これは転職だけでなく、全ての物事において言えることでしょう。やはり頑張る理由があれば仕事に対するモチベーションも上がり、熱意を持って仕事に取り組めます。
#人に助けを求められる人
仕事は基本的にチームで行うものです。そのため、仕事で困ったところがあってそれをそのまま放置してしまうと最終的にチームの人に迷惑をかけることとなってしまいます。そこで、周りの人に頼ったり、相談したりすることで仕事がスムーズに進むでしょう。社会人として働くにあたっては、自分自身のスキルを磨くだけでなく、このように人に助けを求めることも大切です。転職活動においても、独断で進めるのではなく、周りの人に意見を聞いたり、実際に面接練習を手伝ってもらったり助けてもらいながら進める人の方が、客観的な自分を把握することができており、転職活動に成功する傾向があります。
転職活動は冷静に考える力と思い切って行動する力が大事!
転職活動に失敗する人の特徴と、転職活動に成功して入職後に活躍できる人の特徴を解説しましたが、やはり冷静に自分を見ることができない人は転職に失敗している傾向があります。そうならないためにも、客観的に自分を見て、時には自分だけでなく他の人から見た自分も意識しましょう。また、転職活動には思い切りも重要です。したがって、冷静さと大胆さの両方のスタンスを大切にしたうえで転職活動に臨んでください。
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