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転職ノウハウ

by野崎大輔 野崎大輔

第二新卒の転職でベストな転職理由は?面接官に刺さる理由の作り方を解説

第二新卒の転職理由は人によって様々です。 ただ、リアルな転職理由はネガティブなものが多いので、面接で正直に伝えると良くないケースも。

ポジティブな言い方に変換し、できれば志望動機と一貫した内容となるのがベストです。 この記事では、第二新卒の応募書類や面接で使える転職理由の考え方や具体例などを紹介します

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第二新卒のリアルな転職理由

第二新卒のリアルな転職理由

第二新卒はなぜ転職を決意するのでしょうか?「やりたいことが別にある」などポジティブなものが望ましいですが、実際は今の職場に不満を感じてのネガティブな理由が多いです。

まずは、第二新卒のリアルな転職理由を紹介していきます。

人間関係で失敗した

上司や同僚との人間関係が上手くいかず、転職するケースは多くあります。

学生の頃は気が合う人とだけ付き合っていれば良いですが、社会人になると苦手な人とも良好な関係を築く必要があります。

この違いにつまづき、職場の人間関係でストレスを抱いてしまう方は多くいます。「業務より人間関係が上手くいかないほうが辛い」ともらす第二新卒も多いです。

〈体験談 24歳 男性 Webデザイナー
上司がキツイ言い方をする人で話しかけるのが苦痛。勇気を出して報告するも「声が小さい」とどやされ、委縮してしまう。もっと優しい上司の下で働きたい……。

残業が多すぎる

残業が多くてプライベートの時間が取れないことも退職理由として多いです。

政府は働き方改革の推進を必死に訴えていますが、実際はどこも人手不足ですので、残業しないと仕事が回らない企業が多く存在します。

若手は業務を覚えるだけでも精一杯なのでベテランよりも仕事に時間がかかってしまい、残業量も多くなります。

〈体験談 26歳 男性 営業職〉
いくら人手不足だからといっても、新人にいきなりテレアポ300件はおかしいだろ!毎日終電で帰っているし、もっと楽な職場に転職したい……。

給料が安すぎる

給料が安いことも、転職を考える大きな要因です。

若いときは、「頑張って給料をもらったから好きなことに使いたい」と思いがちですが、家賃や食費、住民税などの支払いを考えると、残るお金は微々たるものです。

日本は勤続年数を重ねるごとに徐々に給料が上がっていく給与体系の会社が多いので、若い頃は給料に不満を抱きやすいです。

〈体験談 25歳 男性 経理〉
大学の友達と久々に会って給料の話をしたら、自分だけ明らかに低い。1人暮らしで生活するだけでカツカツだし、もっと給料が良い職場に転職したい……。

このように、第二新卒ははじめての職場で人間関係や待遇面で不満を抱くことが多いです。就職は人生の出来事ですので、理想通りに事が進まないのはある意味致し方ないといえます。

大切なのは転職する際の退職理由の伝え方。間違っても、前の職場で感じていた不満をそのまま面接で告げないようにしてください

第二新卒の転職理由の伝え方

第二新卒の転職理由の伝え方

企業が第二新卒の採用に当たって懸念しているのが、「またすぐ辞めてしまわないか」「この人はうちの会社に価値を与えてくれるのか」の2点です。

この心配点が解消されるように転職理由を伝える必要があります。退職理由はその人の労働観や職業観を色濃く反映しているため、どんな人物かを知る上で非常に重要な役割を果たします

転職理由の望ましい伝え方は以下の通りです。

ポジティブな内容に変換する

実際の退職理由がネガティブなものでも、ポジティブな内容に変換して伝えましょう。

不満をダイレクトに伝えてしまうと、採用担当者から「うちでもすぐ文句や不満を吐きだすのでは…」と敬遠されてしまいます。 それに、前向きな理由の方が聞いていて気持ちのいいものです

「新しい環境を自分の意志でつかみ取ろうとしているのだな」と、肯定的に捉えてくれるでしょう。

志望動機に一貫性がある

第二新卒の転職でベストな転職理由は?面接官に刺さる理由の作り方を解説_挿絵1

転職理由と志望動機に一貫性を持たせるようにしましょう。 この2つに食い違いがあると「あれ、さっきと言っていることが違うな……。もしかしてウソをついているのかな」と疑われてしまいます。

例えば、「前職では業務に裁量権がなかったので、自分の意見を反映できる職場で働きたいと思った」と言っていたのに、「ワークライフバランスが保たれている御社に魅力を感じた」と伝えるのはどうでしょうか?

裁量権を持って働くためには、人よりも努力する姿勢が必要です。それなのに、プライベートの充実も求めているのは一貫性がありませんよね。

面接官も多くの求職者を見てきたプロですから、このような違和感は見逃してはくれません。突っ込まれてうろたえないためにも、転職理由と志望動機は一貫性を持たせるべきです。

他責にしない

第二新卒など短期間の離職の場合、転職理由を職場のせいにしがちですが、他責な理由は良くありません。

長時間労働やパワハラなど、労働環境が悪かったことは事実かもしれませんが、自分にも悪いところはなかったかかえりみる姿勢が必要です。

トゲがある言葉づかいやストレス耐性の欠如など、自分に問題はなかったでしょうか?転職活動を長期化させないためにも、自責の念を持ち、一度退職理由を見つめなおしてみましょう

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ポジティブに志望動機と一貫する​​​​​​​

ポジティブに志望動機と一貫する

上記で解説した通り、転職理由を伝える際は「ポジティブに志望動機と一貫するよう伝える」のがポイントです。

しかし、「そうはいっても前の職場に不満しかないし、しかも志望動機につなげるのなんて無理だよ…」と思う方もいるでしょう。

転職理由を上手く考えられない方向けに、理想的な転職理由の考え方をご紹介します。

Step①前職の志望動機を思い出す

前の会社の志望動機は、あなたが入社時に抱いていた理想や目標のことです。この想いが叶えられないと悟ったから転職を決意したのでしょう。

つまりその志望動機は、あなたが仕事に求めるものを表しているといえます。

一見すると転職先とは関係ないように思えますが、あなたの労働観をいま一度明確にする意味でも、原点に立ち返ることが大切です。

また、働いてみてから入社時とは労働に対する価値観が変化したケースもありますよね。

元々の理想が叶えられなかったにしろ、途中で価値観が変化したにしろ、前の会社の志望動機を思い出し、自分が労働に求める点を明確にするのが大切です。

Step②退職理由をポジティブに

退職理由はネガティブなものが多いですが、その裏にはポジティブな感情が隠れています。 隠されたネガティブな感情とは、あなたが労働で大切だと考える点

これは、前のステップで見てきた前職の志望動機と一致する場合が多いです。 つまり、「自分が求めているものは前職では叶えられなかった」というストーリーの構築が可能です。

このような言い方をすれば、仕事に対してポジティブな考えを持っているなと感じとれます。

例えば、人間関係に悩んで転職を検討しているなら、その裏に「周りの人と協力して仕事を進めていきたい」という願望が読み取れますよね。

Step③志望動機につなげる

前職で叶えることができなかった自分の理想を、転職先の企業なら叶えられると思ったという伝え方をすれば、志望動機との一貫性が出ます。

非常に筋の通った、納得のいく転職理由となります。言葉で説明するだけでは分かりにくいかと思いますので、具体例で見ていきましょう。

転職理由の具体例

転職理由の具体例

冒頭で見てきた「第二新卒のリアルな転職理由」を、前章で紹介した方法を使って面接官に刺さる転職理由に変換します。ぜひ参考にしてください。

第二新卒の転職でベストな転職理由は?面接官に刺さる理由の作り方を解説_挿絵2

人間関係に問題があるケース

〈具体例① 24歳 男性 デザイン〉
新卒入社時は、社内で良好な人間関係を築き、チームで仕事を進めていくことを目標に入社しました。
しかし、入社してみると個人プレーが良しとされる会社で、人間関係も芳しくなく、業務上のコミュニケーションを取ることすら難しい環境でした。
積極的にコミュニケーションを取るよう努めたのですが、うまく伝わらず次第に孤立するようになってしまいました。
この組織では自分の望みが叶えられないと感じ、チームで団結して課題に取り組む風土がある御社を志望いたしました。

ポイントは自分が行った努力も伝えていることです。理想が叶えられないとしても、改善のための行動を起こさないのではこちらにも非があると捉えられます。

頑張ってもどうしようもなかった状況をきちんと伝えることで、転職への理解が得られるでしょう。

残業が多いケース

〈具体例② 26歳 男性 営業職〉
新卒時は、効率よく仕事できる優秀なビジネスパーソンになることを目標にしていました。
しかし、いまの会社は残業している人が偉いと捉える文化があり、ダラダラと仕事をしている先輩社員が多く見受けられました。
業務量が多ければ残業があるのは致し方ないことですが、与えられた時間の中でベストを尽くすことが生産性を上げるには不可欠だと考えます。
「無駄を極力省く」がモットーの御社なら、自分の理想の働き方が実現できると考え、応募しました。

給料が低いケース

〈具体例③  25歳 男性 マーケティング職〉
新卒時は安定しているのが良いと考えていたため、大企業に就職しました。年功序列の風土が強く、個人の能力に対してよりも、年次に沿った一律の査定が行われていました。
安定はしているが雑用的な仕事が多く、次第に物足りなさやスキルが身に付かないことへの焦りを感じるようになりました。
その中で、自分が本当は安定ではなく、力を最大限に発揮できる環境で個人に対して評価を行ってくれる環境を求めていることに気づかされました。
この会社では自分の望む働き方はできないと思い、実力主義でインセンティブ制度も導入している御社で働きたいと考えるようになりました。

効率よく仕事がしたいと伝えることは全然かまいませんが、残業したくないと捉えられると「やる気がないのでは?」とがっかりされてしまいます。

そのため、必要なら残業もいとわないことも合わせて伝える必要があります。

まとめ

まとめ

第二新卒の正しい転職理由の伝え方を解説してきました。

第二新卒は、前職ではじめて会社勤めを経験した人が多いはずですので、入社前の理想とギャップが生まれ、何らかの不満を抱いているケースがほとんどです。

それ自体は仕方ありませんが、不満をそのまま転職先の面接で伝えてはいけません。転職理由はポジティブに、志望動機と一貫性を持って伝える必要があります

前職の志望動機を思い出し、自己の労働観を明確にすることが大切です。「自分が重視していたものが叶えられず、転職を決意した」というストーリーを心がければ、面接官に刺さる、分かりやすく説得力ある志望動機となりますよ。

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野崎大輔

野崎大輔

この記事を監修した人 野崎大輔

デジタル時代で10年後も勝ち続けるキャリア設計を支援する白メガネ。転職/副業/就活/イベント企画を横断したコンサルティングに従事。リクルートの人材ビジネス、博報堂DY系アイレップ等を経て現職。デジタル知見を活かしたマッチングが得意。趣味は面接同席。MarkeZine「白メガネ野崎が突撃!」連載中。

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