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転職ノウハウ

by依田昂騎 依田昂騎

コピーライターが20代、30代で身に付けておくべきスキルとは?

キャリア・年齢と身に付いているスキルが見合っているかを常に意識すること。それは業界で成功するための近道です。

20代、30代の時点で身に付けておくべきスキルを明らかにしようという企画、3回目は「コピーライター編」。今のあなたは、本来いるべき地点に到達しているでしょうか。

あの有名な「ひとこと」から企画書づくりまで行うコピーライター

仕事内容
コピーライターは、広告のキャッチコピーやボディコピーはもちろん、カタログなどの冊子ものや、Webサイトなど、文章に関わるすべての部分を担当します。また、企画や構成から制作に携わることも多く、クリエイティブにおける企画書や紙面の構成案をつくることも。さらには、アートディレクターと一緒に撮影に立ち会うこともあります。「言葉や文章を書く仕事」と思われがちですが、「書く」作業以外の業務も多く、その仕事の幅はとても広いのです。

1~3年目は、キャッチコピー100本ノック。

駆け出しのコピーライター
キャリア:1~2年目/年齢:23~25歳想定
年収:300~330万円(大手広告代理店を除く)
希望:夢のコピーライターになれた! 早く一人前になりたい。
悩み:考えても考えても採用されない…もう浮かばない!

コピーライターとしてスタートを切った新人にまず最初に課せられるのが、キャッチコピーの100本出し。決められた期日までに、キャッチコピーを100本書いて提出、それを数日間繰り返します。

つまり、一つの商品(広告)のキャッチコピーを毎日100本ずつ書くということ。右も左もわからない新人時代に求められることは、質より量なのです。

ここで考えるべきは、「どう書くか」ではなく「何を書くか」。言葉を探すというよりも、アイデアの切り口をたくさん考える訓練をします。

また、100本出しを続けて数を増やしても、採用される可能性は限りなくゼロに近い状態。

そして毎日続けることで、当然アイデアは尽きていきます。この苦しい状況の中で踏ん張れるかどうか、その忍耐力も試される時期です。

アイデアが出るまで考え続けるため、残業という概念がない場合がほとんど。睡眠不足や食生活の乱れなども、悩みの種です。またこのころに、取材記事や記事広告のコピーなど、文章の基礎を身に付けます。

ロジックの組み立てから企画書づくりまで。

若手のコピーライター
キャリア:4~6年目/年齢:26~28歳
想定年収:330~440万円(大手広告代理店を除く)
希望:採用されるコピーを増やしたい! 文字要素はすべて任されたい!
悩み:休日も「アイデア」を考え、普段は時間が不規則。疲労がたまる…。
駆け出しの状態からようやく一歩踏み出した若手のコピーライターは、コンセプトから考えてキャッチコピーに落とし込む習慣をつけます。

企画書をつくることが多くなり、発想だけでなく、論理的な思考も求められるように。つまり、創造力の右脳と、ロジカルな思考力の左脳のどちらもフル稼働している状態です。

キャッチコピーも、量より質を問われるようになり、文章の基礎は完璧に身についています。また、小さな案件であれば、デザインを含めた全体のディレクションも行えるようになっているのが理想。

さらに、この後クリエイティブィレクターを目指すのであれば、デザイナーやプランナーなどの他のスタッフとのコミュニケーションも大切にしたいところです。

また、早い人であれば、このころにもうコピーライターとして賞をとることもあります。

一連の制作フローを把握し、ディレクターの兼務も。

中堅のコピーライター
キャリア:7~10年目/年齢:29~32歳
想定年収:400~600万円(大手広告代理店を除く)
希望:クリエイティブディレクターになって、案件全てを任されたい!
悩み:ディレクションも担当するとより時間がない。体がちょっと心配。

このころになるとコピーライターとしてだけでなく、ディレクターとしての業務も任されるようになります。小さな案件では、クリエイティブディレクターとコピーライターを兼務することも。

アートディレクターと一緒に広告をつくりあげていきますが、クリエイティブディレクターはクリエイティブの最終判断を下す立場なので、自身もデザインを判断できる目を養う必要があります。

ここで必要なのは、常に俯瞰で見る力。全体の流れや方向性がぶれないようにハンドリングしていく力が求められます。早い人であれば、30代前半でクリエイティブディレクターとして活躍することも。

また、現在の会社でそのままステップアップするか、独立してフリーランスになるかを考え始める人もいるようです。

目指すは、指名のくるクリエイティブディレクター

クリエイティブディレクター
キャリア:11年目ぐらい~/年齢:33歳ぐらい~
想定年収:600万円~(大手広告代理店を除く)
希望:広告賞をとりたい。業界に名を残したい!
悩み:相変わらず時間が不規則。歳を重ね体に不安が…。

クリエイティブディレクターになると、コピーを書くよりも、制作全体を取りまとめる仕事が多くなります。

そのプロモーションで展開する媒体すべてのクリエイティブにおいて責任を負い、決定権を持つ立場です。会社によってさまざまですが、コピーライター時代に比べると、年収もぐんと上がるようです。

クリエイティブディレクターになったばかりの頃は、企業から「この人につくってもらいたい!」と指名してもらえるようになることが目標。

コネクションができると、会社に残らず独立して会社を立ち上げることもあります。活躍の方法はさまざまで、担当する案件やその量によって年収にも大きく差が出てきます。

広告表現だけにとどまらず、商品企画やコンセプトづくり、ブランディングを行うようになる人もいます。

駆け出しのコピーライターから、クリエイティブディレクターへ。上の世代には優秀なベテラン勢がひしめきあっていることもあり、成長に時間のかかる職種です。

体力的にも決して楽な仕事とは言えませんが、逆に好きであればとてもやりがいのある仕事。

20代のうちに、将来自分はどんな広告をつくってみたいか、どんなクリエイティブディレクターになりたいのか、しっかり設計図を描いておくと、理想的なキャリアを掴む近道になるでしょう。

デジタルマーケターの理想的キャリアプラン

右脳も左脳も使い、俯瞰で制作全体を捉える癖づけを。

将来設計は10年以上の長いスパンで見通しをたてる。

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依田昂騎

依田昂騎

この記事を監修した人 依田昂騎 プロテンマガジン編集長

クリエイティブ出身のマーケター。コンテンツディレクター。これまでのキャリアを活かして、働き方改革やキャリアをテーマにした各種メディアで発信中。

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